LINEの強みをあえて使わない

――ミドルコア層に対しては、具体的にどのような準備をしていたのでしょうか。

奥井氏: LINE GAMEの強みは、リアルグラフを利用することで、友だち同士が交流できるゲームをシンプルに展開できる点です。

 しかしミドルコア層に関しては、必ずしもそれがプラスにならない場合もあります。端的に言うと、リアルグラフを使わず、純粋なミドルコアゲームへの挑戦を始めようと決めた年でした。もちろん以前からミドルコア層向けゲームも提供していましたが、今回はより深く踏み込みます。分かりやすい例では、2017年7月に新会社「LINE GAMES」を設立し、ミドルコアゲームを中心にグローバル展開をしている韓国NextFloor社と手を組みました。

 その象徴的なタイトルが、2017年11月にローンチした『デスティニーチャイルド』。手応えのある結果だったと思います。まだまだ改善が必要な点もありますが、知見のあるNextFloor社と連携したことで、ノウハウをためながら改善していけると考えています。

ミドルコアゲームという分野で手応えを感じたという『デスティニーチャイルド』(C)2017 Next Floor Corporation. SHIFT UP Corporation. STAIRS Corporation.
ミドルコアゲームという分野で手応えを感じたという『デスティニーチャイルド』(C)2017 Next Floor Corporation. SHIFT UP Corporation. STAIRS Corporation.
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――2018年には、それに続くミドルコア層向けタイトルが登場するということでしょうか。

奥井氏: 2018年2月から4月にかけて、これまでに準備していたタイトルが続々リリースされました。LINEキャラクターが登場する戦略シミュレーションゲームの『LINE リトルナイツ』や、マーベラスとの共同事業『千銃士』、週刊少年ジャンプのキャラクターが勢ぞろいしたパズルRPG『ジャンプチ ヒーローズ』、そしてアソビズムとの共同タイトル『LINE トロッコウォーズ』など。今のところ、幸いなことに結果もついてきており、LINE GAMEとしての幅を広げる一歩につながったかなと思います。

LINEキャラクターが登場する戦略シミュレーションゲームの『LINE リトルナイツ』 (C)LINE Corporation
LINEキャラクターが登場する戦略シミュレーションゲームの『LINE リトルナイツ』 (C)LINE Corporation
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アソビズムとの共同タイトル『LINE トロッコウォーズ』 Published by LINE (C)2018 Asobism Co., Ltd. All Rights Reserved.
アソビズムとの共同タイトル『LINE トロッコウォーズ』 Published by LINE (C)2018 Asobism Co., Ltd. All Rights Reserved.
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