海外展開で失敗と成功を繰り返し成長

――スマホゲームを手がける各社の中で、gumiの強さはどこにありますか?

國光氏:  大きく2つあると思っています。1つは、やはり、オリジナルゲームに挑戦しているところです。ユーザーも同じようなゲームばかりだと飽きてしまう。新しい遊び方や、今までにない楽しさなど、ゲーム性の新しさを作っていくことはすごく重要だと思っています。弊社は、そうした新しい遊び方を開発し続けているので、オリジナルでヒットを出すノウハウや経験値は他社と比べてもあると思います。

 もう1つは海外。もともと『ブレイブ フロンティア』が海外でヒットしていたんですが、それに続いてスクウェア・エニックスさんとやっている『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS』が、今、海外でも大ヒット中です。『誰ガ為のアルケミスト』も、しっかりしたヒットになっている。日本でヒットしたゲームを海外でもヒットさせられるという再現性が、『ブレイブ フロンティア』『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS』『誰ガ為のアルケミスト』を通じて出せていると思っています。

VRは先行者が勝つ gumiが狙うハイエンドでのヒット作(画像)
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――海外でヒットさせられる理由は何ですか?

國光氏:  海外の拠点は主にシンガポールとフィリピンにあります。2012年に立ち上げて、現在、シンガポールが120人、フィリピンが80人の体制。シンガポールで、ローカライズやカルチャライズをして、フィリピンでユーザーサポートやコミュニティマネジメントを担当するという役割です。その2拠点が経験やノウハウを蓄積できていることが大きい。

 日本のゲーム会社で複数タイトルを海外でヒットさせているところは少ないと思います。早い段階から海外展開をして、失敗や成功を積み重ねてきたことが、成長につながったのかなと感じています。

――シンガポール、フィリピンからアジアだけでなく、欧米へも展開するのですか?

國光氏:  そうです。収入の大半は欧米からですね。シンガポール拠点には米国や欧州の人間がたくさんいますし、弊社には、サンフランシスコとフランスにも拠点があって、それぞれが連携しているので問題はありません。そもそも、米国で200~300人規模のスタッフを抱えるのはコストが高くて現実的ではありません。米国の場合は転職も多いという側面があるので成立しにくいんです。