Kodakが新趣向の全天球カメラを展示、製品化を検討中

 全天球カメラやVR関連も新趣向の製品が多く発見できた。特に目を引いたのが、Kodakブースに展示されていた全天球カメラ「PIXPRO」のプロトタイプ。ヨーヨーのようなボディーに3つのカメラを搭載した製品と、2つに折りたためる製品の2モデルを展示。発売に向けて検討すべく、来場者の意見を聞くために展示したのだという。

Kodakの全天球カメラのプロトタイプ
Kodakの全天球カメラのプロトタイプ
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ヨーヨーのような平たいボディーの外周部に3つのカメラを搭載する
ヨーヨーのような平たいボディーの外周部に3つのカメラを搭載する
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別の全天球カメラのプロトタイプ。前後にカメラを搭載するオーソドックスな仕様だが、カメラを開くと3Dでの撮影も可能になる
別の全天球カメラのプロトタイプ。前後にカメラを搭載するオーソドックスな仕様だが、カメラを開くと3Dでの撮影も可能になる
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上から見ると、このようなスタイルだ
上から見ると、このようなスタイルだ
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 いずれも、詳細なスペックなどはまったく決まっていないというが、形状は独特で新たな使い方を提案してくれそう。特に、2つ折りのモデルは折りたたむと全天球、開くと3D全天球の撮影ができるというのが面白い。あくまでプロトタイプということで、このままの形で登場するわけではなさそうだが、期待が持てる。

iPhone用の全天球カメラが進化、圧巻のプロ向け全天球カメラも

 iPhoneのLightning端子に接続して撮影する全天球カメラ「Insta360」の上位モデル「Insta360 Nano S」がお目見えした。4K解像度の全天球動画や、20MPの全天球画像が撮影できる高性能モデルだ。

iPhoneに取り付ける全天球カメラ「Insta360 Nano S」。従来モデルよりも画質が向上した
iPhoneに取り付ける全天球カメラ「Insta360 Nano S」。従来モデルよりも画質が向上した
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iPhone Xに取り付けたところ。Lightningコネクターが上になるので、iPhoneは上下逆になる
iPhone Xに取り付けたところ。Lightningコネクターが上になるので、iPhoneは上下逆になる
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 新機能として、全天球映像の中から複数の角度の画面を1画面にまとめるマルチビュー機能を搭載し、ライブ配信やチャットで利用できるようになった。全天球映像は360度全体を同時に記録しているが、任意の角度を見るためには視聴者が自分で動かす必要がある。マルチビューでは、指定の角度をいくつか切り出して同時に表示するので、複数のカメラで異なる角度から撮影しているような画面が実現できる。好きな角度を切り出して通常の動画として再編集し、複数のカメラの映像を合成したかのような動画も作成できる。iPhoneのジャイロ機能を活用して手ブレを補正する機能も新たに備えた。

 サイズや使い方は従来のInsta360 Nanoと同じで、iPhoneに装着するだけで使える簡便性も魅力。日本国内でも販売が始まっており、実売価格は税込み3万1299円。

 同社のブースでは、8個のレンズを搭載したプロ向けの全天球カメラを参考出展していた。10K以上の解像度で撮影できるとしており、撮像素子はフォーサーズサイズ(4/3型)と大きい。1万2000ドル(約133万円)程度になるとされ、発売日は未定。

プロフェッショナル向け全天球カメラ。まるでロボットのような見た目だ
プロフェッショナル向け全天球カメラ。まるでロボットのような見た目だ
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 もう1つは、いわゆるライトフィールドカメラのプロトタイプ。128個ものカメラで撮影する映像は3次元の180度動画となり、撮影後に上下左右前後の6方向に自由に移動できる(約0.5mの範囲)。発売日や価格などの詳細は未定だ。

撮影後にピント合わせができるライトフィールドカメラのプロトタイプ。小型のカメラを128個も搭載している
撮影後にピント合わせができるライトフィールドカメラのプロトタイプ。小型のカメラを128個も搭載している
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スマホ用VRゴーグル向けの動画が撮れるレノボの2眼カメラ

 レノボが出展していたのは、2つのレンズを搭載して180度の映像が撮影できる「Lenovo Mirage Camera」。GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」に準拠していることから分かるとおり、スマートフォン用VRゴーグル向けの動画を撮影するためのカメラだ。

レノボのVRゴーグル(左)とのセットでの利用が想定されている2眼カメラ「Lenovo Mirage Camera」(右)
レノボのVRゴーグル(左)とのセットでの利用が想定されている2眼カメラ「Lenovo Mirage Camera」(右)
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カメラを2つ備えたシンプルな外観を採用する
カメラを2つ備えたシンプルな外観を採用する
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 13MPのセンサーを2つ搭載し、4K解像度の180度映像を撮影できる。背面にはディスプレーもなく、基本的にはシャッターボタンを押して撮影するだけのカメラで、あくまでユーザーが何も考えずに簡単に撮影できることを目指したという。

背面にはディスプレーはない。Daydreamのロゴが鎮座するだけだ
背面にはディスプレーはない。Daydreamのロゴが鎮座するだけだ
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本体上部にはシャッターボタンと電源ボタン、Wi-Fi関連と思われるボタンがある
本体上部にはシャッターボタンと電源ボタン、Wi-Fi関連と思われるボタンがある
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 同時に発表した同社製VRゴーグルのコンテンツを増やしてほしい、という意向で開発した製品で、価格はなるべく安価にしたいとのこと。発売は2018年夏の予定。