米国ではアナログレコードは復活から拡大へ

 「アナログ」も米国では特に人気のキーワードだ。テクニクスは、昨年から予告していたハイエンドのターンテーブル「SP-10R」、ターンテーブルシステム「SL-1000R」を正式発表。新開発のコアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載し、世界最高レベルの安定した回転を実現した。制御ユニットはメインユニットから分離した別きょう体で、新開発の「不要ノイズ低減回路」を搭載し、ノイズの低減も図ったハイエンド仕様だ。

超ハイエンドのターンテーブル「SP-10R」は1万ドル前後、ターンテーブルシステムの「SL-1000R」は2万ドル前後
超ハイエンドのターンテーブル「SP-10R」は1万ドル前後、ターンテーブルシステムの「SL-1000R」は2万ドル前後
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 オーディオテクニカは米国で多数のターンテーブルをラインアップしているが、最新モデルとして「AT-LP7」を追加。ベルトドライブ方式のアナログターンテーブルで、価格は799ドル。Hi-Fi用途も意識した、ミドルレンジクラスだ。

オーディオテクニカはミドルクラスの「AT-LP7」を発売。799ドル
オーディオテクニカはミドルクラスの「AT-LP7」を発売。799ドル
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 アナログ・レコードの再生は、合理性を突き詰めた「ワイヤレス」や「AI」と全く逆行する流れ。だが、音楽好きの趣味の世界として、ベテランから若者、そしてその先へと広がり始めているのが興味深い。

(文/折原一也)