FinTechの実現に向けて外部との連携を強化

コーディネーターを務めた原隆・日経FinTech編集長(左)と日経トレンディ編集長・伊藤健
コーディネーターを務めた原隆・日経FinTech編集長(左)と日経トレンディ編集長・伊藤健
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 「三菱UFJフィナンシャル・グループは邦銀初のFinTechコンテストや銀行API(注1)を見据えたハッカソンを開催するなど、国内外のスタートアップ企業と連携を強化しています」と語る藤井氏。カブドットコム証券とともに、ブロックチェーン(注2)上で発行する企業コイン「OOIRI」を導入したことも話題を集めている。

(注1)銀行API…自行のネットサービスを外部事業者が利用できるようにするためのインターフェース。例えば銀行のインターネットバンキングの機能を、外部事業者が開発したアプリから利用できるようになる。

(注2)ブロックチェーン…ビットコインなどの仮想通貨の取引情報を保持するデータベースシステムを改ざんなどから守るための仕組み。同じ取引データを保持する複数のデータベースが連動する点が特徴。


 中期経営計画に「FinTechへの取り組み」を明文化しているみずほフィナンシャルグループは、すでに多くの企業と連携しFinTechのサービスを提供している。「ブロックチェーンについても、同技術を用いて国際証券決済の決済期間を短縮する実証実験を、富士通と共同で実施している」と解説する大久保氏。自社の取り組みが外部からも評価され、さまざまなアワードを受賞している点にも言及していた。

 三井住友フィナンシャルグループの竹田氏は、同社のFinTechへの取り組みとして「大きくは、『未来の金融のあるべき姿を見据える』『外部パートナーとの積極的な協業』『新しいアイデア・技術に失敗を恐れず挑戦する』の3つ」と紹介。またイノベーションを世に出した例として、NECとのコラボレーションによる、スマートフォンを使ったバーコード決済の事例を取り上げた。

銀行API、ブロックチェーン…メガバンクが語るFinTech(画像)
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■変更履歴
初出では「同技術を用いて国際送金の決済期間を短縮する。」とありましたが、「同技術を用いて国際証券決済の決済期間を短縮する」の間違いでした。お詫びして修正いたします。