ヒットの理由は運だった「スイーツデイズ 乳酸菌ショコラ」

 続いて、「スイーツデイズ 乳酸菌ショコラ」が6位にランクインしたロッテから取締役副社長兼CMO・河合克美氏が登壇。同商品が「マーケティング戦略をベースに開発された初の商品」だったことが明かされた。

河合克美氏 ロッテ 取締役副社長兼CMO
河合克美氏 ロッテ 取締役副社長兼CMO
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 とはいえ「マーケティング統括部に怒られる」と笑いながら「ヒットの要因はあくまでも運だった」と語り、会場を驚かせた。当初は食事の代替需要を狙い、「不規則な食事の合間に適時食べられる“適時食”として開発したが、腸内環境が注目を集めるようになり、その時流にいち早く乗れたのが良かった」という。

 一方で、開発の過程でチョコに乳酸菌を加えると、予想以上にさまざまなメリットを生み出した点もポイントだったようだ。

 「乳酸菌をある条件でチョコレートに混ぜると耐酸性がアップし、常温で長期間保存可能になる。乳酸菌関連マーケットでユーザーが抱えていた、すぐエネルギーにならない、保存が難しい、賞味期限が短いといった不満は、すべて我々の商品で解決ができる。これがヒットにつながった」と分析した。

『君の名は。』と「乳酸菌ショコラ」のヒットの背景に迫る(画像)
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 表彰式の最後には日経トレンディの発行人で日経BP社の執行役員 コンシューマ局長・渡辺敦美が挨拶に立ち、「ヒット商品は人が作り出すもの。裏には必ずストーリーがある。そのストーリーを皆様にお伝えできるような形で、表彰式をやりたいという夢がかないました。来年以降もぜひ続けていきたい」と抱負を語り、表彰式は終了した。

『君の名は。』と「乳酸菌ショコラ」のヒットの背景に迫る(画像)
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(文/太田百合子、写真/中村宏)