『めがみめぐり』は、生まれたばかりの“ツクモガミ”のツクモが、プレーヤーとのコミュニケーションによって成長し、将来的には立派な“めがみ”となるのが目的だ。交通系ICカードと連携するというシステムが斬新すぎて、ゲーム内容がよくわかっていない人も多いかもしれない。
ツクモは生まれたばかりとは言えツクモガミであるため、本来は人間の言葉を理解するはず。ところが、まったく会話ができない。そこでプレーヤーである“ヌシ”がツクモに言葉を教え、ツクモの質問に答えることで、成長させていく。言葉を覚えていけば、どんどん会話が楽しめるようになる。ツクモが話す言葉は、東芝とカプコンの共同開発の「めがみスピークエンジン」によるもの。どんな言葉を入力しても、フルボイスで読み上げてくれる。ということで、実際にはどんなふうにゲームが進んでいくのか、東京ゲームショウに展示されているめがみめぐりのプレイアブル機で試してみた。
『めがみめぐり』は、Aボタンもしくはスティックによるタッチ操作で行われる
最初に登場するのはアマテラスオオミカミというキャラクター。彼女のお願いで、プレーヤーは“ツクモガミ”のツクモの面倒をみることになる
まずはツクモの名前を決める。そのまま「ツクモ」でもOK。最初は髪飾りもつけていないし、服もかなりシンプルだ
左にいるのは、アマテラスオオミカミが変身した姿。アマテラスオオミカミから、神衣をもらうことができた
“めがみ”になるための試験を受ける。試験を受けるのはツクモだが、プレーヤーはタッチ画面で彼女を応援することができる
試験に合格し、“めがみ”となったので、髪飾りがゲットできた。これでやっとイラストのイメージ通りになった
好きな食べ物は何?と聞かれたので「うなぎ」と答えたらこのありさま。うなぎという言葉は覚えたが、いまいち言葉の使い方がわかっていないようだ
いろいろ教えてもらったプレーヤーにお礼を言うため、感謝のコトバを聞いてくるツクモ。それを伝えたい相手に聞くところが、カワイイというかなんというか…
ツクモとの楽しいひとときはあっという間に終わり。ソフト自体は基本無料ということもあり、これはリリースされたらダウンロードするしかない!
東京ゲームショウに展示している試遊版では交通系ICカードとの連携はなかったが、カプコンの人に話を聞いてみたところ、交通系ICカード内の駅の出入場の記録によって、その場所に関することを話したり、覚えたりするとのこと。いろいろな駅の出入場記録があるほど、ツクモがいろいろなコトバを覚えて、会話が進むようになるという。
『めがみめぐり』コーナーは電車内をイメージ。ツクモと一緒に電車でいろいろな場所に旅行する感じだ
会場で試遊すると、特製クリア扇子がもらえる。さらにQRコードでアンケートに答えるとオリジナル壁紙をプレゼント
(文・写真/岡安学)