SIEブース内のPlayStaion 4の試遊コーナーには、21タイトルのゲームが出展されてる。80台以上の試遊台を用意し、「とにかく、より多くの人にプレーしてほしい」という意思を感じる構成だ。その中でも、とりわけ多くの注目を集めていたタイトルを中心に、ブース内の熱気を紹介しよう。

 ブース内で最も混雑していたのが『Horizon Zero Dawn』(SIE/2017年3月2日発売)の試遊コーナー。ブース内で最多クラスの8台の試遊台が用意されていたが、常に待ち時間は最長だった模様。動物の姿を模した機械たちに支配された地球で、古の遺物や謎に満ちた建造物が点在する世界を探索するという、かつてないスケールのアクションゲームに多くの人が注目していた。

今年の東京ゲームショウの人気タイトル『Horizon Zero Dawn』。動物の姿を模した機械たちと戦い、地球の真実を探していくゲーム
今年の東京ゲームショウの人気タイトル『Horizon Zero Dawn』。動物の姿を模した機械たちと戦い、地球の真実を探していくゲーム

 もうひとつ、待ち時間でトップクラスだったのが、11月に発売を控える『FINAL FANTASY XV』(スクウェア・エニックス/11月29日発売)。スクウェア・エニックスブースにも出展されていることを考慮すると、東京ゲームショウで最も多くの人にプレーされているタイトルかもしれない。その圧倒的な映像美に、多くの人が魅了されていた。

シリーズ30周年を超え、さらなる進化を遂げる『FINAL FANTASY XV』。今回はオープンフィールドのRPGだ
シリーズ30周年を超え、さらなる進化を遂げる『FINAL FANTASY XV』。今回はオープンフィールドのRPGだ
『FINAL FANTASY XV』が同梱される新ハード「PlayStation4 FINAL FANTASY XV LUNA EDITION」も展示されている
『FINAL FANTASY XV』が同梱される新ハード「PlayStation4 FINAL FANTASY XV LUNA EDITION」も展示されている

さらにもう1本、待ち時間トップクラスのゲーム

 さらにもう1本、待ち時間トップクラスのゲームがあった。6つの試遊台が用意された『グランツーリスモSPORTS』(SIE/2017年発売)。マシン型の試遊台に多くの人が集まり、さすがの根強いブランド人気を見せつけた。

真っ赤なマシンに乗り込み、レーサー気分で楽しめる『グランツーリスモSPORTS』の試遊台は、さすがの人気ぶり
真っ赤なマシンに乗り込み、レーサー気分で楽しめる『グランツーリスモSPORTS』の試遊台は、さすがの人気ぶり

 『Horizon Zero Dawn』と同じ最多クラス8台の試遊台が用意されていた『New みんなのGOLF』(SIE/2017年夏発売予定)も要チェックだ。誰もが楽しめる人気スポーツゲームの最新作。ファミリー層の来場者が増えることが予想される一般公開日には、かなり混雑しそうだ。さらに『GRAVITY DAZE 2』(SIE/12月1日発売)も6台の試遊台が用意されており、多くの注目を集めていた。重力を自在に操るという斬新なアイディアにより、日本ゲーム大賞年間作品部門・大賞を受賞したアクション・アドベンチャーの最新作である。

 もちろん、他にも人気格闘ゲーム最新作『鉄拳7』(バンダイナムコエンターテインメント/2017年春発売予定)、大ヒットコミックを原作とする『ドラゴンボール バース2』(バンダイナムコエンターテインメント/11月2日発売)、こちらも人気シリーズの最新作『KINGDOM HEARTS HD 2.8 Final Chapter Prologue』(スクウェア・エニックス/2017年1月12日発売)、さらには『龍が如く6 命の詩。』(セガゲームス/12月8日発売)、『 LEGOスター・ウォーズ/フォースの覚醒 』(ワーナー ブラザース ジャパン/10月13日発売) 、そしてクローズドなエリアで出展されていた『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア 』(SIE/11月4日発売)……など話題作がたっぷり。ゲームファンなら目が離せない試遊コーナーになっている。

(文/野安ゆきお)

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