完全ワイヤレスイヤホンにも参入へ

 また、プレスカンファレンスで平井社長が力を込めて発信していたのはオーディオ製品群だ。

 新製品ではホームシアター用のサウンドバー「HT-ST5000」を発表した。新機能としてDolbyAtmosの立体音響にも対応している。そしてハイレゾオーディオのウォークマン、ヘッドホン、ヘッドホンアンプ等からなるハイエンドオーディオ製品群「Signature」シリーズやワイヤレス・ノイズキャンセルヘッドホンの「MDR-1000X」がヒットしていることも改めて発表された。

 さらに、ソニーが高い技術を持つノイズキャンセル対応イヤホンについては、アップル「AirPods」が人気を博している完全ワイヤレス型イヤホンをCESで参考出展した。最新のトレンドにも積極的に追随していく見込みだ。

今年のプレスカンファレンスで、オーディオ製品としてで真っ先に紹介されたサウンドバー「HT-ST5000」
今年のプレスカンファレンスで、オーディオ製品としてで真っ先に紹介されたサウンドバー「HT-ST5000」
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16年秋に発売されたポータブルオーディオ製品はいずれもヒットしている
16年秋に発売されたポータブルオーディオ製品はいずれもヒットしている
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初披露となるノイズキャンセル対応の完全ワイヤレス型イヤホン(参考出展)
初披露となるノイズキャンセル対応の完全ワイヤレス型イヤホン(参考出展)
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 ただし、米国におけるソニーのオーディオブランドのイメージは日本のそれと比べると弱く、また、ハイレゾ戦略の浸透に苦戦しているのが現状だ。

 すでに米国のテレビ事業はソニーにとって利益を生む事業へと成長しているため、米国のディーラーとの間で「テレビの次はオーディオ」と話をしている段階だというのが平井社長の認識だ。日本では製品の評価は高いだけに、米国市場をオーディオでどう攻略していくかが、17年のカギとなりそうだ。