2017年4月20日、銀座最大の商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」がついに開業。専門誌3誌による視点を交え、その全貌を徹底解剖! 第2回は注目の飲食店や食物販フロアを紹介する。(関連記事「銀座最大の商業施設「ギンザシックス」の見どころは? 」「ギンザシックス開業で銀座の人の流れは変わるか 」)

 4月20日、全館オープンを迎えた「ギンザシックス」。2016年10月の記者会見では全241店舗のうち飲食店はわずか1割の24店と発表され、正直「こんなに少なくて大丈夫か」という疑問を抱いた。また“日本初上陸”など、話題になりそうな店舗が見当たらないことにも不満を感じた(関連記事「銀座最大の商業施設「ギンザ シックス」、4つの謎」)。だがふたを開けてみれば、飲食店は全体(241店)の約3分の1にあたる75店舗に増加。日本初出店も4店舗あった。

 “ハイブランドの館”ともいえる同施設の食パートを象徴しているのが13階。約500坪の巨大な複合飲食施設「THE GRAND GINZA(ザ・グランギンザ)」をはじめとした高級業態店7店舗が出店している。アートに重点を置いた「銀座 蔦屋書店」のある6階には、東京の食の最先端を味わえる10店舗が入った巨大フードホール「銀座大食堂」がオープン。そのほかにも幅広いジャンルと価格帯の飲食店が12店舗、合計22店舗が出店している。

 1階から4階のファッション中心のフロアにも、日本初上陸3店舗を含む7店舗の実力派カフェが出店。そして地下2階の食物販フロアには39店舗も出店しており、うち17店舗が新業態、11店舗が都内初出店だ。食関連の全75店舗のなかで旗艦店が22店舗、新業態店が29店舗となっている。

 はたして75店舗の中に、集客の起爆剤になり得る飲食店はどれだけあるのか。4月14日のプレス内覧会でいちはやくチェックした。

6階にはカフェ・カンパニーが手掛ける、広さ約330坪・約380席とかつてない規模のフードホール「銀座大食堂」がオープン※パースはイメージで変更の可能性あり
6階にはカフェ・カンパニーが手掛ける、広さ約330坪・約380席とかつてない規模のフードホール「銀座大食堂」がオープン※パースはイメージで変更の可能性あり
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出店しているのは「築地バル with 魚力」(写真)のほか、「銀座モダンテラス」「LUVOND TEA SALON」「日乃本比内や」「すき焼き 牛しゃぶ 松重」「ミントムーン」「北海道 UEDAGUMI」「鮨処 順」「銀座 かつら」「神戸牛すてーき Ishida」の10店舗
出店しているのは「築地バル with 魚力」(写真)のほか、「銀座モダンテラス」「LUVOND TEA SALON」「日乃本比内や」「すき焼き 牛しゃぶ 松重」「ミントムーン」「北海道 UEDAGUMI」「鮨処 順」「銀座 かつら」「神戸牛すてーき Ishida」の10店舗
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13階には、延床総面積が1575平米(約500坪)、最大収容人数約500人という「THE GRAND GINZA(ザ・グランギンザ)」がオープン。ラウンジ、ダイニング、パーティスペースから、多目的ホール、茶室、12席限定のシェフズカウンター、バーまで多彩なラインアップ
13階には、延床総面積が1575平米(約500坪)、最大収容人数約500人という「THE GRAND GINZA(ザ・グランギンザ)」がオープン。ラウンジ、ダイニング、パーティスペースから、多目的ホール、茶室、12席限定のシェフズカウンター、バーまで多彩なラインアップ
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THE GRAND GINZAのエントランスを入ってすぐのラウンジは、“シャンパンやピンチョスを楽しむ銀座の待ち合わせ場所”として日常使いしやすく、それでいてプレミアムな空間をイメージしたという
THE GRAND GINZAのエントランスを入ってすぐのラウンジは、“シャンパンやピンチョスを楽しむ銀座の待ち合わせ場所”として日常使いしやすく、それでいてプレミアムな空間をイメージしたという
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茶室もあるプレミアムラウンジ、バー、12席限定のシェフが対面で対応するカウンターのみの空間、パーティー会場、多目的ホールを完備
茶室もあるプレミアムラウンジ、バー、12席限定のシェフが対面で対応するカウンターのみの空間、パーティー会場、多目的ホールを完備
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1万円コーヒー、目隠しして食べる熟成肉?

 まずは、館のイメージどおりの高級店が集まった13階から見てみよう。エレベーターを降りて最初に目に入るのが、「てんぷら山の上 Ginza」。てんぷら山の上といえば創業63年の老舗として知られているが、銀座初出店となる同店では既存店ではできない新しい挑戦を積極的に行っていくという。

 炭火焼熟成肉専門店「旬熟成」や餃子専門ワインバル「立吉餃子」を運営するフードイズムが展開する「旬熟成 GINZA GRILL(シュンジュクセイ ギンザグリル)」は、日本初の“目隠しグリルリストランテ”だという。味に集中するため最初の数口を、目隠しをしてヘッドホンで肉を焼く音を聞きながら味わう食べ方とのこと。

 そして今回取材した飲食店の中で最もインパクトが強かったのが、厳選した日本茶を使ったカクテルをコース仕立てで楽しめるカフェ&バー「ミクソロジーサロン」。目の前でいれた煎茶でカクテルを作るスタイルや、日本茶とお酒が融合したような新しい味わいに、取材陣からも驚嘆の声が相次いだ。

 「GRAND CRU CAFE GINZA(グラン クリュ カフェ ギンザ)」は、コーヒーハンター川島良彰氏が手がけた“コーヒーの宝石”とも呼ばれる「Grand Cru Cafe(グラン クリュ カフェ)」を販売するショップの旗艦店。本来は年間契約のコーヒーセラーオーナーのための専用エリアだが、ビジターでも100gの焙煎豆が入ったボトル(1本1万円~)を購入すれば、2週間ボトルをキープでき、6杯分のコーヒーを飲める。

「てんぷら山の上 Ginza」は、エントランス近くに茶屋をイメージしたウェイティングバー、樹齢250年一枚ものの檜カウンター、隠れ家的なスペースの個室カウンター(6席)など、職人技を感じさせる凝った内装にも注目
「てんぷら山の上 Ginza」は、エントランス近くに茶屋をイメージしたウェイティングバー、樹齢250年一枚ものの檜カウンター、隠れ家的なスペースの個室カウンター(6席)など、職人技を感じさせる凝った内装にも注目
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初めてのテイクアウト商品「ばら巻き」(3800円)は人気を呼びそう。夜のコースは1万3000円からだが、ランチは3500円の天丼なども提供
初めてのテイクアウト商品「ばら巻き」(3800円)は人気を呼びそう。夜のコースは1万3000円からだが、ランチは3500円の天丼なども提供
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「旬熟成 GINZA GRILL」では但馬牛を中心に世界最高レベルの発酵熟成肉を提供。100日以上という長期熟成肉を提供しており、“本当の肉の味”を感じるための「リスニング・イーツ」という食べ方ができる
「旬熟成 GINZA GRILL」では但馬牛を中心に世界最高レベルの発酵熟成肉を提供。100日以上という長期熟成肉を提供しており、“本当の肉の味”を感じるための「リスニング・イーツ」という食べ方ができる
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遠心分離機、減圧蒸留、真空調理などの技術を駆使したカクテルが人気のバー「ミクソロジー」の新業態「ミクソロジーサロン」では、目の前で抽出した日本茶を使った斬新なスタイルのカクテルを提供。11時からオープンしているため、ノンアルコールスピリッツを使用したティー・カクテルも充実
遠心分離機、減圧蒸留、真空調理などの技術を駆使したカクテルが人気のバー「ミクソロジー」の新業態「ミクソロジーサロン」では、目の前で抽出した日本茶を使った斬新なスタイルのカクテルを提供。11時からオープンしているため、ノンアルコールスピリッツを使用したティー・カクテルも充実
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「GRAND CRU CAFE GINZA」の「Grand Cru Cafe」は、コーヒー豆の鮮度を保ちアロマを閉じ込めるために、シャンパンボトルに焙煎した豆を詰めて販売している
「GRAND CRU CAFE GINZA」の「Grand Cru Cafe」は、コーヒー豆の鮮度を保ちアロマを閉じ込めるために、シャンパンボトルに焙煎した豆を詰めて販売している
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ミシュランスターシェフ下野昌平氏が手掛ける「ア・ニュ」の姉妹店「L'homme du Temps signe a nu(ロムデュタン シニエ ア・ニュ)」では、本店にはないプリフィクススタイルのディナーを提供。ディナー・ランチともにデザートはワゴンサービスで提供
ミシュランスターシェフ下野昌平氏が手掛ける「ア・ニュ」の姉妹店「L'homme du Temps signe a nu(ロムデュタン シニエ ア・ニュ)」では、本店にはないプリフィクススタイルのディナーを提供。ディナー・ランチともにデザートはワゴンサービスで提供
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■変更履歴
 4段落目、初出では「ビジターでも200gの焙煎豆が入ったボトル(1本1万円~)を購入すれば」とありましたが、正しくは「ビジターでも100gの焙煎豆が入ったボトル(1本1万円~)を購入すれば」でした。お詫びして修正いたします。

使い勝手の良さそうなスタイルと価格帯がそろった6階

 自然光が降り注ぐ開放的な作りの「銀座 蔦屋書店」を中心にした6階には、広さ約330坪・約380席という大規模フードホール「銀座大食堂」がオープン。それ以外にも、和洋中とバラエティーに富んだ11店舗と、アルコールも提供する「スターバックス コーヒー」がオープンしている。価格も高価格帯から中価格帯までバランスがとれていて、どんな用途にも合う店が必ず見つかりそうな、実用的なフロアだと感じた。

 注目は、オーストラリアのスターシェフ、ルーク・マンガンが手掛ける日本初の本格グリル&タパス料理一号店「Salt grill&tapas bar by Luke Mangan(ソルトグリル アンド タパスバー バイ ルーク・マンガン)」。エントランス付近のバーコーナーでは手軽なタパスと、オーストラリアのトレンドを感じさせるオリジナルカクテルが楽しめ、奥のレストランフロアでは銀座の街並みを見下ろしながら、グリル料理が楽しめる。タスマニア産但馬牛系統の“WAGYU”は日本初入荷。

 「よだれ鶏」が看板料理の中華料理店「JASMINE」は4店舗目で旗艦店となる「JASMINE 和心漢菜(ジャスミン ワシンカンサイ)」を出店。中国料理ですき焼きを表現した「四川×SUKIYAKI」(3000円)など、和の感性でアレンジした斬新な中華料理を提供する。「EMIT FISHBAR(エミット フィッシュバー)」は、見た目も味もサプライズたっぷりのユニークな創作シーフード料理がカジュアルな価格で楽しめる、使い勝手の良さそうな店だった。

「Salt grill & tapas bar by Luke Mangan」のバーコーナーでは野菜を使ったヘルシーでユニークなカクテルやミニバーガーなどのタパスが楽しめる。和光の時計台も眺められるダイニングの窓際の席は競争率が高そうだ
「Salt grill & tapas bar by Luke Mangan」のバーコーナーでは野菜を使ったヘルシーでユニークなカクテルやミニバーガーなどのタパスが楽しめる。和光の時計台も眺められるダイニングの窓際の席は競争率が高そうだ
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「JASMINE 和心漢菜」の看板料理「よだれ鶏」(1780円、写真)は15種類の香辛料と特製ラー油などを使用。マダイを一尾使った「真鯛の和心漢菜お刺身仕立て」(9000円)は1/4皿(2400円)からオーダーできる
「JASMINE 和心漢菜」の看板料理「よだれ鶏」(1780円、写真)は15種類の香辛料と特製ラー油などを使用。マダイを一尾使った「真鯛の和心漢菜お刺身仕立て」(9000円)は1/4皿(2400円)からオーダーできる
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「EMIT FISHBAR」のギンザシックス限定メニュー「いろいろな貝の出汁で作る“お茶漬け風”リゾット 鮮魚のグリル添え」(1380円)は、牡蠣など数種の貝の出汁と旨みが詰まったリゾット。そのままの味を堪能した後、特製の出汁をかけてアラレや山葵と一緒にお茶漬け風にして食べられる
「EMIT FISHBAR」のギンザシックス限定メニュー「いろいろな貝の出汁で作る“お茶漬け風”リゾット 鮮魚のグリル添え」(1380円)は、牡蠣など数種の貝の出汁と旨みが詰まったリゾット。そのままの味を堪能した後、特製の出汁をかけてアラレや山葵と一緒にお茶漬け風にして食べられる
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“肉がうまいパブ”「Grill&PUB The NICK STOCK(グリル&パブ ザ・ニックストック)では、スペシャルローストビーフ(2kg)が1600円。キャッシュオンで、気軽に本格的な肉料理を堪能できる
“肉がうまいパブ”「Grill&PUB The NICK STOCK(グリル&パブ ザ・ニックストック)では、スペシャルローストビーフ(2kg)が1600円。キャッシュオンで、気軽に本格的な肉料理を堪能できる
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ファッションフロアのカフェは“日本初”の宝庫!

 “百貨店のファッションフロアの片隅にあるカフェ”というと、買い物疲れの足を休めるのが主目的の無難な店というイメージが強い。だが同館では違った。そのひとつがフランスから日本初上陸のクレープガレット専門店「framboise(フランボワーズ)」(3階)。店名どおりフルーツを使ったクレープが主力商品だが、男性にお薦めしたいのが、ガレットの原型といわれている南インドの「ドーサ」(米とレンズ豆をベーストしたガレット)をフレンチスタイルに洗練させたメニュー。「フランスでもこのメニューを提供しているのは『フランボワーズ』4店舗のみ」(店長)とのことで、もちろん日本で食べられるのはここだけ。クレープ専門店の余技と思ったら、本格インド料理並みにスパイシーなカレーが独特のもっちりした食感のドーサにマッチして、クセになりそうな一品だった。

 同じく日本初上陸が、パンツを軸としたアイテム展開を行う英国ブランドのショップ「JOSEPH(ジョゼフ)」の旗艦店内に併設されたブックカフェ「JOE'S CAFE」(5階)。アパレル運営のブックカフェということでルックス重視の本ばかりかと思いきや、ブック・ディレクターとして有名な幅允孝氏が本気で厳選したマニアックな品ぞろえ。季節感を重視した本場の紅茶を味わいながら、読書が堪能できる。

 同じフロアには、ミシュランで一つ星を獲得している米国有数のシェフで、都内に3店舗を展開しているデイヴィッド・マイヤーズ氏が、ヘルシーフードに特化した新業態店「72 ディグリース ジューサリー プラス カフェ バイ デイヴィッド マイヤーズ」をオープン。デイヴィッド氏が毎朝、自分の体調に合わせて調合し愛飲しているスーパーフードスムージーや、ヘルシーなだけでなくSNS映えしそうな華やかなオープンサンドを提供する。

日本初出店のクレープガレット専門店「framboise」(3階)では、ガレットの原型といわれるガレット・ドーサをベースにしたカレーメニュー3種類提供。写真は「野菜カレー・えび・コリアンダー」(1580円)。もち米とレンズ豆を使用したドーサは、不思議なモチモチ感
日本初出店のクレープガレット専門店「framboise」(3階)では、ガレットの原型といわれるガレット・ドーサをベースにしたカレーメニュー3種類提供。写真は「野菜カレー・えび・コリアンダー」(1580円)。もち米とレンズ豆を使用したドーサは、不思議なモチモチ感
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安政元年(1854年)に創業した京都宇治の茶商が都内初進出して旗艦店「中村藤吉本店」(4階)をオープン。“茶商にしか作れない最高品質の抹茶パフェ”をめざしたのが写真のギンザシックス限定メニュー「別製まるとパフェ」(2038円)。 “別製”と呼ばれるプレミアム抹茶や、抹茶の銘品として名高い「鮮雲の白」などを惜しげもなく使用していて、お茶好きには感涙ものの一品
安政元年(1854年)に創業した京都宇治の茶商が都内初進出して旗艦店「中村藤吉本店」(4階)をオープン。“茶商にしか作れない最高品質の抹茶パフェ”をめざしたのが写真のギンザシックス限定メニュー「別製まるとパフェ」(2038円)。 “別製”と呼ばれるプレミアム抹茶や、抹茶の銘品として名高い「鮮雲の白」などを惜しげもなく使用していて、お茶好きには感涙ものの一品
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英国から日本初上陸の「JOE'S CAFE」(5階)。季節に合わせた本場の紅茶や、日本茶に合わせたスコーンなどの焼き菓子を提供するという。店内で自由に読める本を置いたブックスペースにはかなりレアな本もあるとのこと
英国から日本初上陸の「JOE'S CAFE」(5階)。季節に合わせた本場の紅茶や、日本茶に合わせたスコーンなどの焼き菓子を提供するという。店内で自由に読める本を置いたブックスペースにはかなりレアな本もあるとのこと
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「72 Degrees Juicery + Cafe by David Myers」(5階)は米国のスターシェフであるデイヴィッド・マイヤーズ氏が自身も愛飲しているスーパーフードのスムージーや華やかなオープンサンド(写真)を提供。アーモンドバターも店内でアーモンドから手作りしている
「72 Degrees Juicery + Cafe by David Myers」(5階)は米国のスターシェフであるデイヴィッド・マイヤーズ氏が自身も愛飲しているスーパーフードのスムージーや華やかなオープンサンド(写真)を提供。アーモンドバターも店内でアーモンドから手作りしている
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気鋭のきものデザイナー・斉藤上太郎氏のコンセプトショップ「JOTARO SAITO」(4階)は初のスイーツカフェ「JOTARO SAITO SWEETS&CAFE」を併設。きものの柄をイメージしたアーティスティックなアイスバー(500円~)は、京都本社の染工場の一角にアイスバー工場を作り、専属パティシェを起用し作り上げた力作。贈答用に桐箱入りにすることもできる
気鋭のきものデザイナー・斉藤上太郎氏のコンセプトショップ「JOTARO SAITO」(4階)は初のスイーツカフェ「JOTARO SAITO SWEETS&CAFE」を併設。きものの柄をイメージしたアーティスティックなアイスバー(500円~)は、京都本社の染工場の一角にアイスバー工場を作り、専属パティシェを起用し作り上げた力作。贈答用に桐箱入りにすることもできる
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最も攻めていた地下2階! 究極の海苔弁、ドンペリで仕込んだ唐揚げ

 今や百貨店で最も集客力が強いのはデパ地下。デパ地下の店の並びを見れば、その百貨店が“攻め”か“守り”かが分かるほど。同館では、他の百貨店の食品売り場で出会ったことのない、斬新で意欲的な専門店が多く、驚いた。

 まず日本初上陸ということで話題を呼びそうなのが、フランスで星付きのレストランや数々の賞を受賞したスイーツ界の巨匠フィリップ・コンティチーニのブティック&カフェ「フィリップ・コンティチーニ」。フランスの伝統菓子、「クイニー・アマン」と「タルトタタン」をかけ合わせた「クイニー・タタン」が人気を集めそう。

 これぞ“日本初”と呼びたい、新業態の専門店も数多くあった。その代表が、スープストックトーキョーが究極の海苔弁を追求したという海苔弁専門店「刷毛じょうゆ海苔弁山登り」。海苔弁の土台となる海苔と米には一番摘みの有明海苔「青まぜ」と「あきたこまち」を採用。海苔に自家製しょうゆをたっぷり塗ることで、海苔が箸でスッと切れる箸切れの良さを追求したという。

 「コロッケ新時代」を予感させるのが、世界の有名ホテルでシェフを務めた高澤義明氏監修による“揚げないコロッケ” 「ベイクンコロッケ」を提案する「TAKAZAWA 180 ICHI HACHI MARU」。さらに衝撃的だったのが、ドンペリを仕込みに使った「シャンパーニュ唐揚げ」、高級ウイスキーを使った「ウイスキー角煮」などの“高級酒惣菜”シリーズ。試食できなかったので、どんな味なのか今も気になっている。

「綾farm(アヤファーム)」は、日本初の国産果実の生ドライフルーツ専門店。果汁たっぷりで、まるで上生菓子のような革新的な味わいの生ドライフルーツは、お持たせのヒット商品になる予感がした。

 ほかにも、「白い恋人」「萩の月」など地方の人気名菓メーカーが銀座向けの新スイーツを提案していたり、“柑橘王国”愛媛の高品質な柑橘類を様々な形で楽しめる「10 FACTORY(テンファクトリー)」など、地方色も豊か。全体としてはどこの百貨店でもよく見る店をただそのまま持ってきたような業態はひとつもなく、飲食では今の東京の百貨店のどこよりも“攻め”に徹していると感じた。

「フィリップ・コンティチーニ」はカフェも併設。「クイニー・タタン」(450円)は、バターと砂糖で煮含めたりんごをクイニー・アマン生地で包み、香ばしくキャラメリゼしている
「フィリップ・コンティチーニ」はカフェも併設。「クイニー・タタン」(450円)は、バターと砂糖で煮含めたりんごをクイニー・アマン生地で包み、香ばしくキャラメリゼしている
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海苔弁専門店「刷毛じょうゆ海苔弁山登り」では「海」「山」「畑」(各1000円)の海苔弁を選べ、好みで総菜を追加することもできる
海苔弁専門店「刷毛じょうゆ海苔弁山登り」では「海」「山」「畑」(各1000円)の海苔弁を選べ、好みで総菜を追加することもできる
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「ミート アンド グリーン 旬熟成」は発酵熟成肉の専門店がニューヨークスタイルのサラダと進化系サンドウィッチ“萌断サンド”をコラボさせた新業態。発酵熟成肉をたっぷり使用したサラダとサンドイッチを提供
「ミート アンド グリーン 旬熟成」は発酵熟成肉の専門店がニューヨークスタイルのサラダと進化系サンドウィッチ“萌断サンド”をコラボさせた新業態。発酵熟成肉をたっぷり使用したサラダとサンドイッチを提供
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世界のセレブから予約が殺到する高澤義明シェフ監修による高級総菜店「TAKAZAWA 180 ICHI HACHI MARU」では、ドンペリを仕込みに使った「シャンパーニュ唐揚」などを販売
世界のセレブから予約が殺到する高澤義明シェフ監修による高級総菜店「TAKAZAWA 180 ICHI HACHI MARU」では、ドンペリを仕込みに使った「シャンパーニュ唐揚」などを販売
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「綾farm(アヤファーム)」は日本初となる国産果実の生ドライフルーツ専門店。旬の果実のみを使用した果汁をたっぷり含んだ生ドライフルーツはまるで上生菓子のように上品で、果実の風味がしっかり感じられる
「綾farm(アヤファーム)」は日本初となる国産果実の生ドライフルーツ専門店。旬の果実のみを使用した果汁をたっぷり含んだ生ドライフルーツはまるで上生菓子のように上品で、果実の風味がしっかり感じられる
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明治18年(1885年)創業の老舗弁当店「荻野屋」が初の常設店をオープン。これまでは現地以外ではイベントなどでしか手に入らなかった峠の釜めしを常時販売
明治18年(1885年)創業の老舗弁当店「荻野屋」が初の常設店をオープン。これまでは現地以外ではイベントなどでしか手に入らなかった峠の釜めしを常時販売
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和食の若き鬼才と称される黒木純氏と京都のお茶の老舗福寿園とのコラボによる、和の物販店「くろぎ茶々」。イートインでは和菓子のほか、湯島名物・鯛茶漬けも提供
和食の若き鬼才と称される黒木純氏と京都のお茶の老舗福寿園とのコラボによる、和の物販店「くろぎ茶々」。イートインでは和菓子のほか、湯島名物・鯛茶漬けも提供
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フローズンフルーツバー専門店「PALETAS(パレタス)」は、初となる「和」をイメージした菓子を販売。「琥珀~フルーツバー~」(1600円)は、寒天に砂糖や水飴を溶かして固めた伝統的な和菓子を、フルーツバー風にアレンジしたもの
フローズンフルーツバー専門店「PALETAS(パレタス)」は、初となる「和」をイメージした菓子を販売。「琥珀~フルーツバー~」(1600円)は、寒天に砂糖や水飴を溶かして固めた伝統的な和菓子を、フルーツバー風にアレンジしたもの
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「パティスリー銀座千疋屋」では、同ブランド初となるロールサンド3種を販売。「マスクメロン×生ハム」「アボカド×フルーツトマト×チーズ」「オレンジ×ベジタブル」(各350円)
「パティスリー銀座千疋屋」では、同ブランド初となるロールサンド3種を販売。「マスクメロン×生ハム」「アボカド×フルーツトマト×チーズ」「オレンジ×ベジタブル」(各350円)
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「10 FACTORY(テンファクトリー)」では、単なるオレンジジュースではなく、豊富な柑橘類の種類から選べる
「10 FACTORY(テンファクトリー)」では、単なるオレンジジュースではなく、豊富な柑橘類の種類から選べる
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(文/桑原恵美子)