特別な顧客のためのラウンジも
内部では、特別な顧客のためのラウンジ「LOUNGE SIX(ラウンジ シックス)」も、全体がアート空間といえそうだ。新素材研究所の杉本博司氏と榊田倫之氏がデザインを手がけており、内部を穏やかな明かりや木の素材を生かしたつくりにすることで、伝統的な「和」の空間をイメージさせている。
さらに屋上庭園はランドスケープアーキテクトの宮城俊作氏が設計した。都会の中で自然を身近に感じられる環境を表現。桜や紅葉といった四季を彩る樹木を配置したほか、屋上の床面に水が流れる仕掛けもあり、木々を愛でながら静かな水音が聞こえる。銀座を訪れた人がゆったりと交流する憩いの場として使えそうだ。シーズンに合わせたイベントの実施も予定しているという。
(文/大山繁樹=日経デザイン)