今年開催の「LEVEL5 VISION 2016」で新情報を公開

――『妖怪ウォッチ』シリーズに関しては2015年10月に北米に進出しました。

日野氏: テレビアニメは現地の「ディズニーXD」で高視聴率を取っていたり、順調な部分もあるんですが、課題もいっぱいあって。特にゲームソフトはまだ40万本程度で、普通のソフトとして考えるとヒットと言えなくもないのですが、『妖怪ウォッチ』としては、まだまだ全然足りないと感じています。

 北米という場所は、あるコンテンツに火が付くまで、投入からしばらく時間がかかるようです。今はまさに投入途中の段階なので、半年後、1年後というタイミングでちゃんと花開いてくれるように、最大限の工夫をしているところです。具体的には言えないのですが、日本ではまだ行っていないような取り組みを、北米先行か、最低限でも日米同時に実施するアイデアもあります。

――今年の「LEVEL5 VISION」でも、何か新情報が出てくると期待されています。例えば、昨年の映画の初日舞台挨拶で少しお話しされていましたが、映画第3弾『妖怪ウォッチ』は実写化されるという情報もあります

日野氏: やっぱり毎回毎回、何か新しいことをしたいんですよね。本作では実写とアニメを両方使うような映像になっています。最初、フルCG映画を作りたいねっていう思いはあったんですけど、それだと制作に2年くらいかかるんです。実は完全実写でも同じくらいの期間がかかることが分かりました。できれば、毎年1本は作っていきたいので、制作方法や内容を工夫しながら、1年のサイクルで映画を作れるような構造を考えて、全体のストーリーも組み立てていきました。

――昨年の「LEVEL5 VISION 2015」で発表された『スナックワールド』など、ほかの作品に関する新情報はいかがでしょうか。

日野氏: 『スナックワールド』に関しても、かなりの新情報を出せると思います。フルCGで制作しているので、アニメの制作にかなり時間がかかってしまっていて、アニメやゲームは年をまたぐ可能性もあるのですが、脚本自体はかなり進んでいます。懐かしの過去作についても、新展開を期待していただいてよいかもしれません。