2015年末の「紅白歌合戦」への出場や、2016年3月31日、4月1日に東京ドームで単独公演をしたことでも注目を集めているアイドルグループ「μ's(ミューズ)」。そもそものμ'sは、アニメ、マンガ、ゲームなどで展開中のメディアミックスプロジェクト「ラブライブ!」で主人公の女子高生たちが結成したアイドルグループだ。そしてリアルの世界では、作中でμ'sを演じる声優9人が本当のアイドルグループμ'sとして活躍している。作品とμ'sの熱狂的なファンを表わす「ラブライバー」という言葉も生まれ、その人気は海外にも広がった。 (聞き手/秦 和俊、写真/稲垣純也)
「ラブライブ!」のゲーム化をKLabとともに担当し、μ'sにグループ内プロダクションから2人の所属声優も送り出しているのがブシロードだ。ブシロードは「カードファイト!! ヴァンガード」などのトレーディングカードゲームを主軸に、スマートフォンアプリなどのデジタルオンライン分野、プロレス(グループ内に新日本プロレスを持つ)や音楽などのライブエンターテインメント分野を加えた三本柱で事業を展開している。
ゲームからプロレスまで、エンターテインメントにかかわる話題を次々と提供する同社について、木谷高明社長に現在の取り組みや今後の展望を聞いた。