『シャドウバース』は中国語版もリリース

――国内、海外のゲームマーケットについて、2018年の戦略をお聞かせください。

木村氏: 国内に関しては『グラブル』をはじめとして既存のアプリが好調ですから、そこをしっかりサポートしていく。それと同時に、新たな挑戦をしていこうと思っています。

 まずは「昨年出せなかった新作を今年こそは出す」ということですね。Cygamesにしては数も多いですし、「今年はCygamesの年」になりますよ。

――それは力強い言葉です。

木村氏: 何しろ昨年は1本も出していないんで、2本くらい出せば「Cygamesの年」と言っても過言ではないんですが……(笑)。今年出す分に関しては既に手応えを感じているんです。

 ずれ込んだ分、去年の時点で2018年に出す予定だったタイトルはまだまだこれからというものがほとんどなので、来年以降のサービス開始に向けて煮詰めていく感じでしょうか。

――海外ではどういったタイトルの展開を考えているのでしょう?

木村氏: 海外向けタイトルを作るのではなく、既存タイトルの海外展開を予定しています。去年より今年、今年より来年という勢いで日本向けに作ったタイトルが海外で受け入れられる時代になってきている実感があるんです。海外と一口に言っても国によって事情は違うのですが、需要があるところにそれぞれ適したタイトルを投入していくということを今年はやっていこうと思っています。

 世界の各地で情報のパイプができてきて、例えば韓国では『プリンセスコネクト!Re:Dive』のリリースが決まっていますし、アジアのほかの地域でもローカライズを考えています。今年は『シャドウバース』の中国語版をネットイースさんからリリースする予定で、それも楽しみですね。

今年のリリースがほぼ決定している『ウマ娘 プリティーダービー』のティザービジュアル。超人的な走力を持つ神秘的な美少女たち「ウマ娘」を育成し、国民的スポーツ・エンターテインメント“トゥインクル・シリーズ”というレースバトルでの勝利を目指す
今年のリリースがほぼ決定している『ウマ娘 プリティーダービー』のティザービジュアル。超人的な走力を持つ神秘的な美少女たち「ウマ娘」を育成し、国民的スポーツ・エンターテインメント“トゥインクル・シリーズ”というレースバトルでの勝利を目指す
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――新作に関しては昨年出すはずだったものがすべて今年にずれ込んでしまったとのことですが、期待している自社タイトルについて、公開可能な範囲で教えてください。

木村氏: 2月15日にアニメRPGの『プリンセスコネクト!Re:Dive』をリリースしましたし、「ウマ娘」という種族のアイドルを育てる『ウマ娘 プリティーダービー』もおそらく年内に出ます。他に、まだタイトルを言えませんが、開発中のものを加えて、最低3タイトル。スマホ向け以外では、KONAMIさんと共同で開発しているコンシューマータイトルも今年リリースとなります。どれも期待できる内容です。

 もともとCygamesはあまり同じようなゲームを作らないのですが、今年発売されるタイトルも、ジャンルとしては多岐にわたっています。

――先ほどは海外でのプロモーション活動において、地域ごとのノウハウが積み重なってきたというお話が出ました。今年は国内でも海外でも、プロモーションはさらに本格化するということでしょうか。

木村氏: 『シャドウバース』については世界中でイベントの出展や大会の開催を計画してまして、最終的に国内で12月に開催するゲーム大会「Shadowverse World Grand Prix 2018(仮)」につなげていく予定です。昨年は海外展開を始めたばかりで、先々のことを語れる状態ではなかったのですが、今年はようやくこうした展望を語れるようになりました。

コナミデジタルエンタテインメントとの共同開発タイトルとして2018年の発売が予定されている『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS』(PlayStation4)。2003年にPS2で発売され、熱狂的なファンを生み出したロボットアクションゲームをPS VRに対応させ、新たにリマスタリングしている
コナミデジタルエンタテインメントとの共同開発タイトルとして2018年の発売が予定されている『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS』(PlayStation4)。2003年にPS2で発売され、熱狂的なファンを生み出したロボットアクションゲームをPS VRに対応させ、新たにリマスタリングしている
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『プリンセスコネクト!Re:Dive』。総勢50名以上のヒロインに70万字以上におよぶ膨大なシナリオ、『進撃の巨人』などで知られるWIT STUDIO制作の美麗なアニメシーンなど充実の内容を誇るアニメRPG。豪華声優陣をそろえ、メインのシナリオライターは日日日氏、メインテーマ作曲は田中公平氏とスタッフも粒ぞろいだ
『プリンセスコネクト!Re:Dive』。総勢50名以上のヒロインに70万字以上におよぶ膨大なシナリオ、『進撃の巨人』などで知られるWIT STUDIO制作の美麗なアニメシーンなど充実の内容を誇るアニメRPG。豪華声優陣をそろえ、メインのシナリオライターは日日日氏、メインテーマ作曲は田中公平氏とスタッフも粒ぞろいだ
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