トヨタ自動車の新型プリウスPHVの特長の1つが、安全機能の強化だ。上位車種では、駐車場などでのブレーキとアクセルの踏み間違いを防ぐために12個の超音波センサーを装備した。

 上位車種(Aプレミアム、A“レザーパッケージ”、A)に標準装備している「インテリジェントクリアランスソナー(巻き込み警報機能付き)」は、12個の超音波センサーにより、駐車場での事故を防ぐことができる。

 駐車場などでブレーキとアクセルを踏み間違える事故が、高齢者ドライバーを中心に増えているとされる問題に対応した。上位車種には、12個の超音波センサーが前後(4個ずつ)左右(2個ずつ)に搭載(下図)。駐車・出庫時などに障害物を知らせる「クリアランスソナー」に、ブレーキ制御で障害物との接触を緩和する機能を追加した。加えて車両側方に障害物を巻き込む危険を知らせる「巻き込み警報機能」を備えている。

 具体的な機能としては、前後進行方向にある障害物(壁など)を検知した場合、発進時にエンジン出力を抑制する。さらに距離が縮まると、自動的にブレーキをかける仕組みになっている。

12個の超音波センサーを装備して安全機能を高めた(トヨタ提供資料より)
12個の超音波センサーを装備して安全機能を高めた(トヨタ提供資料より)
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センサー活用で駐車が簡単に

 もう1つの機能として「シンプルインテリジェントパーキングアシスト(IPA)」がある。駐車したいスペースの前で停車してIPAスイッチを押すと、超音波センサーによって白線がない場所や暗闇でも周囲の障害物を検出。駐車ができると判断すると、ステアリング(走行中にクルマの向きを変える)操作を自動で支援する。ただし、ブレーキペダルはドライバーが操作する。

 「車庫入れ駐車」「縦列駐車」「縦列出庫」の3つの機能を備える(下図)。車庫入れ駐車の機能では、クルマを停車してIPAスイッチを入れると、後退開始位置への誘導と後退のためのステアリング操作を支援する。縦列駐車機能では、停車してIPAスイッチを2回押すと、後退開始位置への誘導と複数回の前進・後退(切り返し)を含めたステアリング操作を自動で支援する。縦列出庫機能では、出庫可能だと判断すると、複数回の前進・後退(切り返し)を含めたステアリング操作を自動で支援する。

縦列駐車などが簡単にできるようになった(トヨタ資料より)
縦列駐車などが簡単にできるようになった(トヨタ資料より)
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