さらなるエンタメ企業へ 新事業部を創設

――他の事業についてはいかがですか。

浅沼氏: 今期からはライフエンターテインメント事業を行うLE事業部(以下、LE)を新設しました。2015年4月、ゲームだけではなくゲームを中心とした総合的なエンタメ企業を目指すという目的で社名をバンダイナムコゲームスからバンダイナムコエンターテインメントに変更しましたが、その時点の事業部はすべてゲーム関連でした。なので、ゲーム以外のeコマースやライブ事業、その他新しいことを担当するのがこのLEになります。

 昨年もきゃりーぱみゅぱみゅさんなどが所属するASOBISYSTEMと組んで、「PAC-STORE」というパックマンの新ブランドを立ち上げました。これは今年の東京ガールズコレクションでも出展しています。ゲームを遊ぶだけではなく、“Kawaiiカルチャー”として女性にアピールする。こうした取り組みも、今後はLEが担当します。2017年のプロジェクトにとって非常に大きな存在だと思いますね。

2016年にはきゃりーぱみゅぱみゅが所属するASOBISYSTEMとタッグを組み、新ブランド「PAC-STORE」を立ち上げた (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.collaborated with ASOBISYSTEM, TWIN PLANET
2016年にはきゃりーぱみゅぱみゅが所属するASOBISYSTEMとタッグを組み、新ブランド「PAC-STORE」を立ち上げた (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.collaborated with ASOBISYSTEM, TWIN PLANET
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――CS事業ではPSVRが登場し、『サマーレッスン』などのタイトルが注目を集めました。

浅沼氏: 『サマーレッスン』、アイマスのライブが見られる『アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション』など、長期にわたり開発を続けてきたタイトルをローンチできたことは大きかったです。ただ、どれもまだ上を目指せると感じています。PSVRの国内での伸びをけん引するのはソフトの役目でもあると思うので、私たちにとっても今後の課題の一つです。

PSVRの発売とともに配信され、話題を呼んだ『サマーレッスン』。(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
PSVRの発売とともに配信され、話題を呼んだ『サマーレッスン』。(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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『アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション』。バンダイナムコではPSVRの発売に合わせ、長年VR作品の開発を続けてきた (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. 協力:舞浜アンフィシアター
『アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション』。バンダイナムコではPSVRの発売に合わせ、長年VR作品の開発を続けてきた (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. 協力:舞浜アンフィシアター
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 あと、CSの場合はダウンロード型での購入が非常に増えてきました。日本人はパッケージそのものを欲しいと感じる方も多いですが、海外、特に米国だとボタン一つで購入できる手軽さに魅力を感じる人も多く、ダウンロードが主流になってきています。

 こうした状況で、バージョンアップや追加配信を行うゲームに可能性が生まれてきました。CSではゲームといえば売り切りという感覚がありましたが、徐々にNEのビジネスモデルとも近づいてきましたね。数年にわたってバージョンアップを繰り返すスタイルは今後伸びてくると感じています。日本でも推進していきたいですね。

 また、CSは海外での数字が非常に跳ねた一年でした。今年も勢いを継続してさらに上を目指したいと思います。