配信者が物販によるロイヤルティーを得る仕組みを導入

――親会社のアマゾンと今後、連携をさらに強めていくのか、Twitchとしての独自性を保つのか、方向性はどちらでしょうか。

レイ: TwitchはTwitchとしてあり続けます。アマゾンのサービスの中に入りたいとは思っていませんし、アマゾンもそれを望んでいません。ですが、アマゾンがどうやって日本に定着したかということを学ぶ必要があると思っています。

 アマゾンには我々と大きく関係するプラットフォームが2つあります。1つはAmazonプライム・ビデオなどの映像制作分野、もう1つは小売分野です。これに対して、Twitchにはライブ動画とコミュニティーがあります。両社は互いに学び合えると考えています。

――日本における会社の規模はどれくらいですか。

レイ: 現時点で従業員は5人です。日本で優秀なスタッフを見つけたいと思っていますが、現在は韓国や東南アジア、オーストラリア、場合によっては本社から、サポートで弾力的に運営しています。日本でも徐々にTwitchという名前が知られるようになってきましたが、まだまだ期待しているほどではありません。知名度が上がっていくことで、ゲームや動画コミュニケーションに関心を持っている才能のある方にTwitchで働きたいと思ってほしいですね。

――ゲーム分野の動画配信以外にも事業を広げているのでしょうか。

レイ: 1つは、コンテンツ面で、料理や食事といった動画や、アートやプログラミングといったクリエーティブ分野などに広げています。

 もう1つは、アマゾンの協力を得て、動画配信者にメリットを提供する取り組みをしています。具体的には、Amazonプライムと連携して、ゲームメーカーから特典を得られる「Twitch Prime」というプログラムを始めました。また、ゲームメーカーが、配信者のチャンネルを通じて、ゲームやダウンロードコンテンツ、Tシャツのようなアイテムなどを販売できるようにしました。これによって、配信者はロイヤルティーを得られるようになりました。

――ダウンロード版のゲームだけではなく、パッケージ版も売ることができるのですか?

レイ: はい。ダウンロード版もパッケージ版も販売できます。配送はアマゾンが行います。現時点では米国のみのサービスですが、今後サービス地域を拡大していきます。日本は優先順位が高い国です。

――日本ではいつごろスタートできそうでしょうか。

レイ: 今年にはスタートしたいとは思っていますが、まだはっきりとは決まっていません。

ゲーム実況大手のTwitch、配信業界のAmazonを目指す(画像)
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