コンシューマーゲーム機やVRをどう見る?

――2015年末には3DS版のモンストも提供しましたが、コンシューマーゲーム機やパソコンなどのプラットフォームについてはどのように考えているのでしょう。

木村氏: みんなで集まってプレーできるという要素があるならば、本格的に取り組んでもいいと考えています。Nintendo 3DSもそうですし、Nintendo Switchも据え置き型ゲーム機でありながら持ち出して遊ぶという性質も備えているので、注目しています。

『モンスターストライク』の3DS版
『モンスターストライク』の3DS版
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 ただ課題となってくるのが、一緒に遊べる場や機会をどう創出するかです。スマートフォン版はフリーミアムで、アプリのインストールは無料ですが、これがパッケージ販売になると、ある人はソフトを持っているけれど、別の人は持っていないという状況が生まれてしまう。われわれが作り出したいバーベキューのような空間作りが難しくなります。コンシューマーゲーム機でもパッケージでは戦いにくいと思いますし、フリーミアムで展開できるなら違う景色が見えるんじゃないかと考えています。

――つながりが持てる場を作り出せるデバイスかどうかが重要、ということでしょうか。

木村氏: 「バーベキューのような」というわれわれの戦略コンセプトに徹することです。リアルな場で何かできることが本質にあり、スマートフォンは便利に使われる存在であればいいのです。スマートフォンに固執しているわけではありません。

 ただ、われわれはインターネットサービスの会社であり、スマートフォンアプリを開発し、支えるスタッフやエンジニアがいる。得意分野はスマートフォンに集まっているので、まずはそこを使い倒していくことを考えたいですね。

――人々が集まる空間を作り出すという意味では、最近ヘッドマウントディスプレーを用いたVR(仮想現実)が注目されています。

木村氏: VRではまだ実際に対面で会うのとは程遠いと思っています。技術の発達が必要でしょうね。いろいろなコストを考えると、現在はまだスマートフォンを持ち寄って遊んだ方がいいのではないでしょうか。

ミクシィが作るのはゲームじゃない バーベキュー空間だ(画像)
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