「Nintendo Switch」にも注目

――2017年の国内戦略について教えていただけますか。

辻本氏: 『バイオハザード7』が全世界で300万本出荷(2017年2月10日時点)と順調ですし、ユーザーがこのゲームをどう受け止めるのか検証しなくてはなりません。また、3月18日には『モンスターハンターダブルクロス』の発売をひかえていますから、こちらも動向を注視しています。

 「モンスターハンター」については1月13日からユニバーサル・スタジオ・ジャパンでイベント(「モンスターハンター・ザ・リアル」)が始まっており、6月25日まで続きます。これにからめてどういう施策を打ち出せるかがポイントとなるでしょう。2016年10月発売の『モンスターハンター ストーリーズ』は、同時にテレビアニメ『モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON』の放送が開始されたこともあり、長期にわたり若いユーザーをどの程度取り込めるか、相乗効果に期待しています。

――3月には任天堂から「Nintendo Switch」が発売されます。

辻本氏: これはゲーム業界全体にとって、大きなトピックでしょう。携帯端末も含めゲーム機がスマートフォンに押されているといわれていますが、昨年末は『ポケットモンスター サン・ムーン』や『妖怪ウォッチ3』など、ニンテンドー3DS向けのソフトが非常に売れています。ゲーム専用機で遊びたいユーザーはかなりいるのではないでしょうか。Nintendo Switchは据え置き型と携帯型の2つの側面を持つというのが特徴ですね。新しい遊びを提供できる「Nintendo Switch」がどうユーザーに響くかとても楽しみです。カプコンもまずは『ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ』を「Nintendo Switch」用として発売する予定です。

――「Nintendo Switch」をご覧になられた率直な感想はいかがでしょうか。

辻本氏: 日本の場合、自宅でゲームを楽しむ環境が、かつてに比べて薄れているような気がします。テレビのあるリビングでもスマートフォンを使うなど、ゲームに使う時間が限られているように思えます。そこに外でも遊べて、さらに家でも遊べるというNintendo Switchが、ユーザーのゲームに対するニーズをどれくらい喚起するか注目しています。

――それ以外の2017年の計画はどうなっていますか。

辻本氏: 現在、2017年後半に『MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE』をリリースすることを発表しています。6年ぶりの新作ですし、映画の『アベンジャーズ』が好評で「アイアンマン」などマーベル・エンターテインメントのキャラクター人気も高まっているので期待が持てます。

 幅広い層を対象にしたeスポーツでの展開も考えられますし、前作(『MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』)以上のインパクトはあると思います。ただ、何より今は今期(2017年3月期)発売のタイトルに注力しなくてはなりません。『バイオハザード7』や『モンスターハンターダブルクロス』といった大型タイトルが第4四半期に集中していますからね。

『モンスターハンターダブルクロス』
『モンスターハンターダブルクロス』
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『モンスターハンター ストーリーズ』
『モンスターハンター ストーリーズ』
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『モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON』
『モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON』
(C)CAPCOM/MHST製作委員会
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『ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ』
『ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ』
(C)CAPCOM U.S.A., INC. ALL RIGHTS RESERVED.
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『MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE』
『MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE』
(C)2016 MARVEL
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