タブレットがマイナスに転じるなか、パソコンはプラスに

 パソコン市場全体を考えると、企業・行政向け市場は、すでにプラスに転じている。

ルート別(個人向け/法人向け)パソコン出荷実績
ルート別(個人向け/法人向け)パソコン出荷実績
MM総研調べ(カッコ内はルート別比率を指す)
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 MM総研の調べによると、2016年1月~12月の国内パソコン出荷は、前年比0.8%減の1008万5000台と微減になったが、個人・家庭向け(個人系ルート)市場は前年比9.3%減の401万5000台であったのに対して、企業・行政向け(法人系ルート)市場は5.8%増の607万台に達している。

 また、国内法人向けパソコン販売で10%以上の販売台数を占める大塚商会が発表した2016年1月~12月の決算でも、パソコンの販売台数は、7.4%増の85万4876台となり、サーバーの販売台数が12.7%減の3万2917台、タブレットの販売台数も前年割れとなっていることに比べても、パソコンの成長が著しいことが分かる。

 ちなみに、MM総研によると2016年のタブレットの国内出荷台数は、前年比9.8%減の851万台となり、タブレットの集計を開始して以来、初の前年割れとなった。パソコンのライバルともいえるタブレットがマイナス成長のなか、パソコンがプラスに転じた点は業界を喜ばせた。

 こうした状況からパソコン市場全体の低迷も、いよいよ底を打ったと見ることができるかもしれない。