駅構内にある「駅弁屋 祭」だけでも約200種類の弁当がひしめき、“駅弁の戦場”といわれる東京駅。同じくエキナカにある商業施設「京葉ストリート」に2017年12月13日、 「地方生産者とお客さまをつなぐ」ことをテーマにした駅弁やおむすびを提供する3店舗が新たにオープンした(うち1店舗はリニューアルオープン)。
京葉ストリートを運営するJR東日本リテールネットは「見ていて飽きず、食べてみたくなる。『さすが東京駅』といわれるような弁当を提供して、地方生産者の思いを東京駅から全国に届けていきたい」と抱負を語る。
ニューオープンのうち1店は、牛肉卸売業・飲食業の門崎(岩手県一関市)が展開する飲食店「格之進(かくのしん)」初の駅弁専売店舗となる「格之進TSB(ティー・エス・ビー)」(格之進について、詳しくはこちら)。“熟成肉の仕掛け人”と呼ばれる同社代表取締役の千葉祐士氏がプロデュースした4種類の弁当は、いずれも牛肉尽くめだ。
もう1店は、「塚田農場OBENTO&DELI(オベントウアンドデリ)」の新業態「TSUKADA FARM TOKYO(ツカダ ファーム トーキョー)」。ほとんどの弁当が1000円以上という価格で、駅弁としてはやや強気の価格設定にも思える。だが、最も高額な「生産者と一緒に作った幕の内弁当」(税込み1580円。以下、価格は全て税込み)はオープン当日に用意した50個があっという間に完売したという。
「さすが東京駅」と感心されるような駅弁とは、どんな弁当なのだろうか。