700円のドリンクだけでもパフォーマンスが楽しめる

 コヨーテアグリー六本木があるのは、六本木交差点から徒歩1分の路地。ディスコ「マハラジャ」などが入っているかなり古いビルだ。エレベーターで8階に上がり、店内に入ると、中はビンテージアメリカン風のインテリア。しかし、よく見ると、カウンターの周囲には無数のブラジャーが無造作に飾られている(というか、あちこちに引っかかっている)。

 コヨーテガールがパフォーマンスを披露するメインカウンターに加え、各フロアにドリンク提供用として1カ所ずつカウンターを設置。メインカウンターに4人前後、各バーカウンターには2人程度のコヨーテガールを配置し、男性バーテンダーは置かない。

 カウンターの上が吹き抜けになっているのは、カウンター上で踊るため、梁下3.5メートルの高さが必要だから。意外だったのは、料金体系。こうしたパフォーマンスを売り物にする営業形態なら、ある程度のチャージ料がかかるのが普通だ。しかし同店の場合、スタンディング席中心の8階はノーチャージ。キャッシュオンデリバリーで、税込み700円からのドリンクだけでもパフォーマンスが楽しめる。

 9階のVIP席は吹き抜けから8階のカウンター上のパフォーマンスが見られる作りになっていて、フルサービスのシステム。こちらは1テーブルにつき、税込み1万円のチャージ料がかかる。

 平均客単価は3000円で、1日平均で約250人の来店、月商2000万円を見込んでいる。店舗面積からすると月商が低すぎる気がするが、これは外国人客が1~2杯飲んで帰る場合が多いこと、食事メニューがおつまみ程度の軽食中心であるためだ。「食事をしに来る店というより、1次会前に軽く飲む0.5次会、二次会、三次会などの利用シーンを想定している。多くの人に気軽に使ってもらえるように、料金設定を低めに抑えた」 (Banc 飲食FC事業部の後藤遊氏)。

 競合は、フーターズとHUBだという。女性スタッフがチアリーダー姿で接客するフーターズが競合なのは分かるが(関連記事「目のやり場に困る?―― チアリーダー姿で接客する「フーターズ」ついに上陸」)、英国風パブの業態であるHUBが競合なのはなぜか。「フーターズはレストランなので飲食形態では競合しない。提供する飲食はHUBに近い」(後藤氏)。今後は六本木店オリジナルのメニューも増やしていきたいという。

オールドアメリカンなテイストで統一された店舗内装。無数のブラジャーがオブジェのように飾られている
オールドアメリカンなテイストで統一された店舗内装。無数のブラジャーがオブジェのように飾られている
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壁際にはソファ席もある
壁際にはソファ席もある
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ドリンクメニュー。ビールは税込み700円、カクテルも税込み700円からあるが、メニューには税込み25万円のドンペリも
ドリンクメニュー。ビールは税込み700円、カクテルも税込み700円からあるが、メニューには税込み25万円のドンペリも
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フードはその国や土地に応じたメニューを出してよいことになっている。「ポップコーン」「スパイシーチップス」(税込み300円)と「ごろっとピクルス」(税込み700円)、「サーモンカルパッチョ」(税込み800円)
フードはその国や土地に応じたメニューを出してよいことになっている。「ポップコーン」「スパイシーチップス」(税込み300円)と「ごろっとピクルス」(税込み700円)、「サーモンカルパッチョ」(税込み800円)
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