法人向けビジネスも重視

 9階はパソコンやタブレットなどのフロアだ。ここは中央にある「コンセプトゾーン」が特徴で、オープン時にはインテルのRealSenseテクノロジーの体験コーナーや2in1デバイスの展示などが行われていた。データ復旧や修理などを受け付けるカウンターも設置されている。

9階にはインテルのRealSenseテクノロジーの体験コーナーがあった(オープン時)
9階にはインテルのRealSenseテクノロジーの体験コーナーがあった(オープン時)
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パソコンなどをメーカー別に配置。ソニーのAndroidタブレットのコーナーやGoogleのハードウェアをまとめたコーナーもある
パソコンなどをメーカー別に配置。ソニーのAndroidタブレットのコーナーやGoogleのハードウェアをまとめたコーナーもある
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 10階はパソコン周辺機器などを販売しているほか、企業・法人・官公庁向けの窓口のあるフロアになっている。八重洲という場所柄もあって法人向けを重視しており、法人向け担当者を30人配置している。このほか地下1階は時計やビジネス小物、ドラッグ、土産物などのコーナーで、海外からの観光客の需要にも応えるフロアになっている。

 Concept LABI TOKYOは落ち着いた店内の雰囲気、コンセプトをはっきりさせたフロア作り、POP類をなくして店員による商品説明を重視するなど、これまでのヤマダ電機のイメージを覆すような店舗作りが特徴だ。オープン前日の説明会でヤマダ電機の山田昇社長は「既成概念にとらわれず、製品やサービスを新しい視点で紹介し、最先端のコンセプトを発信するフラッグシップ店舗と考えている。メーカー各社にはこの店を利用して情報発信をどんどん競いあってほしい。そのための場所として用意した」と説明した。

 また「店名の通り、日本の真ん中である東京駅のすぐそばにあることが大事だ。海外からの観光客、新幹線で出張に向かうビジネスユーザー、法人向け需要など、これまでにない客層の広がりと需要を想定している。POPをなくしたことで接客技術が問われるが、よりすぐった店員をそろえていて、日本一の接客を目指している」(山田社長)という。初年度の売り上げは150億円以上を見込んでいる。

(文/湯浅英夫=IT・家電ジャーナリスト)