まるで家電量販店じゃないような静かで落ち着いた雰囲気
5階のカメラ売り場ではフロアの中央に各メーカーごとのレンズカウンターがあり、一眼カメラのレンズをじっくり試して購入できる。このフロアには、これまであまり取り扱ってこなかった高級デザイン家電のコーナーもある。
どのフロアもそうなのだが、木目調や大理石調の床、壁、陳列棚に間接照明を組み合わせ、一般的な家電量販店とは違う、落ち着いた雰囲気を演出している。この5階はそれが特に強く感じられるフロアだ。
家電量販店というと大音量でBGMが流れ、商品が所狭しと並べられ、説明用POPがゴチャゴチャとつけられているのを想像してしまう。しかしこの店舗にはそうしたPOP類がほとんど見当たらない。値札も控えめでぱっと見ではどこに価格が書いてあるのか分かりにくいほど。店内のBGMも気にならないのでAV機器なら試聴しやすく、店員の声も聞き取りやすい。
POP類の代わりに重視しているのが、店員による商品説明だ。同店をオープンするにあたり、各店舗から商品に詳しいエキスパートを選んで約3カ月の研修を行ったという。熟練の店員から説明を聞きながら商品をチェックできるわけだ。