オンリーワンにならなければ、生き残れない!?

 リニューアル後の変化で最も強く感じたのは、アパレル系の店舗の割合が縮小したこと。理由を聞くと、「ゆっくり時間消費していただける施設にしたいと思っており、利用者のライフスタイル全体や、1日の過ごし方、施設に立ち寄っていただくための利用シーンなどを検討した結果、飲食・カフェ・サービス・雑貨など、必然的にアパレル以外の構成が高くなった」(エイムクリエイツ 空間プロデュース事業本部 チーフディレクターの三木聡子氏)とのこと。

 大人も含め「知る」「発見する」など、好奇心を刺激するたくさんの出合いの場がある施設を目指した結果だそうだ。「施設内のさまざまなアートや、フロアごとにテーマの違うグリーンやドライフラワーでの装飾、アンティーク素材の照明など、ふらっと立ち寄っていただいても、 居心地のよい空間になっている。ぜひ一度足をお運びいただき、体感していただきたい」(三木氏)

 “若者の街”というイメージの渋谷エリアの中でも、公園通りに代表される宇田川町~神南エリアは1970年代から90年代にかけて、新しいファッションや文化を発信し時代をリードする場所というイメージが強かった。近年はそうした勢いをあまり感じられなかったが、今回オープンした渋谷モディのさまざまな試みを見て、このエリアの持つポテンシャルをあらためて感じた。「本やCDが売れない時代だからこそ、新しいことにチャレンジし、オンリーワンにならなければ生き残れない」というHMV&BOOKS事業本部長 盛谷尚也氏の言葉が心に残った。

オープンを記念し、HMV別注による人気ブランドのアイテムを限定販売している(6階)
オープンを記念し、HMV別注による人気ブランドのアイテムを限定販売している(6階)
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最大200人収容可能なイベントスペース、InterFMサテライトスタジオがあり、年間1000件ものイベントが予定されている
最大200人収容可能なイベントスペース、InterFMサテライトスタジオがあり、年間1000件ものイベントが予定されている
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“渋谷のHMV”が復活!公園通りの新スポット「渋谷モディ」の全貌(画像)
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店舗内に工房を併設しており、オリジナルの革製品が特注できる「二天一流総本舗」(7階)、2000個以上のパーツがそろい、店内でスタッフのアドバイスを受けながら制作もできるアクセサリー・パーツ店「ブルックリンチャーム」(3階)など体験型のショップも多い

(文/桑原恵美子)