狙いは“輸入ワインのパイオニア”のイメージ復活?

 料理は本格的なフレンチとイタリアンだが、コンビーフやスープなど明治屋ブランドとしてなじみ深い食材を使ったものも多い。だが、「明治屋の商品を宣伝するためのレストランではないので、どの料理にどの商品を使っているかをあえて伝えることはしない」(倉谷室長)という。

 それでは、今回の出店の狙いは何なのか。「明治屋は明治23年に日本で初めてワインの輸入を開始し、日本における輸入ワインのパイオニアという自負を持っている。ワインバーを始めることで、明治屋の原点に立ち返りたい」(明治屋の米井元一社長)という。たしかに明治屋はパンやジャム、スープなど輸入食品の老舗というイメージはあっても、輸入ワインのパイオニアというイメージは希薄なのが現状だ。同店は輸入ワインのパイオニアとしてのイメージを復活させるのが狙いなのだろう。

「このワインバーでワインと食のパイオニアである明治屋の原点に立ち返りたい」と語る明治屋の米井元一社長
「このワインバーでワインと食のパイオニアである明治屋の原点に立ち返りたい」と語る明治屋の米井元一社長
[画像のクリックで拡大表示]

(文/桑原恵美子)