外観はオフィスビルのようだが中は「ド派手」

 モクシー・ホテルがあるのは、総武本線・半蔵門線の錦糸町駅から徒歩数分の場所。駅南口を出て京葉道路を渡り、丸井錦糸町店の右側の路地を入った2ブロック目にある。途中の道は多国籍の飲食店やカプセルホテル、風俗店が並ぶ雑多な雰囲気で、“昭和臭”が濃厚なエリアだ。上を見上げるとラブホテルの看板、左右を見ると「客引きお断り」の張り紙だらけ。こんなところにスタイリッシュな外資系ホテルがあるのかと疑いながら進むと、十字路の角に、ホテルのネオンサインが見えた。

 オフィスビルを半年間ほどかけてリノベーションしたそうで、建物全体は一見地味な印象。だが、エントランスを入ると雰囲気は一変。ショッキングピンクの派手で大きな電飾と、私服かと思うようなカジュアルなユニフォームを着た、若くて陽気なスタッフに出迎えられ、外観からは想像もつかないスタイリッシュな空間に驚く。

 チェックインしようとカウンターを探すと、目の前の壁に「CHECK IN BAR LOUNGE」の文字と矢印が。なんと、このホテルにはチェックインカウンターがなく、宿泊客はバーカウンターでウエルカムカクテルを飲みながらチェックインするのだという。チェックイン時、スタッフに「バーで軽食は用意できるが、ホテル内にダイニングはない」と念を押された。ダイニングはホテルの顔でもあるので、ないと寂しいような気がする。だが、ホテルの周りは飲食店がたくさんあり、ホテルの前にはコンビニもあるので、たしかに必要ないのかもしれない。

チェックインカウンターがなく、バーカウンターでウェルカムカクテルを飲みながらチェックイン。写真はハロウィーン・パーティーの仮装をしたスタッフ
チェックインカウンターがなく、バーカウンターでウェルカムカクテルを飲みながらチェックイン。写真はハロウィーン・パーティーの仮装をしたスタッフ
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ダイニングはないが、バーコーナーの奥に24時間オープンのテイクアウトショップがある
ダイニングはないが、バーコーナーの奥に24時間オープンのテイクアウトショップがある
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 チェックインが終わると、カードキーが手渡される。荷物を運んだり、部屋に案内したりしてくれるポーターはいない。エレベーターホールもエレベーター内も“落書き”だらけだが、廊下や客室のドアはニューヨークのアパートメントをイメージしたとのことで、遊び心もありながら意外に落ち着いた色調だ。これは、日本人の好みに合わせた特別仕様とのこと。

カードキーにはセクシーな女性の写真が印刷されている
カードキーにはセクシーな女性の写真が印刷されている
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エレベーター内にはスタッフによる“落書き”があった
エレベーター内にはスタッフによる“落書き”があった
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ニューヨーク・マンハッタンのアパートをイメージした廊下
ニューヨーク・マンハッタンのアパートをイメージした廊下
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