手ぶらでBBQや卓球、トレインビューなどサービス満載
キーテナントの「ザ・カレンダー」は駅舎の2階。観光案内所の隣のエントランスから上がると、ワンフロアの広い空間が広がる。駅舎ならではの横長の建物と屋上スペースを生かし、ホテル以外のゾーンをゆるやかにつなげた開放感のある空間だ。地方のありふれた駅前の風景からは想像できないスタイリッシュな雰囲気が漂う。
屋外ガーデンテラスには、110席収容の「テラスレストラン&BBQ」を配置。青空の下、手ぶらでBBQを楽しめるよう専用道具を備え、その奥にはラグジュアリーな雰囲気のスペースも用意した。大津駅のプラットホームとほぼ同じ高さにあるので、走行する電車を眺めながら食事やお酒を楽しめる。
親子連れにおすすめなのが、30席収容の「マルチスペース」ゾーン。靴を脱いで上がる小上がりのリビング空間には、低い丸テーブルやクッションが置かれ、親子でゆっくりくつろげそう。卓球ラウンジもあり、24時間いつでも利用できる。駅のプラットホームに面して全面ガラス窓になっているので、鉄道好きの子供に人気を集めそうだ。多目的ルームでは将棋大会やそば打ち体験教室などのイベントも開催する。
90席収容の「レストラン&カフェ」では、地元滋賀の野菜を使用した地産地消の料理を味わえる。だし巻き玉子やたたきキュウリとみょうがなど、外国人観光客を意識した居酒屋メニューも用意。フリードリンク付きでモーニングが600円(宿泊客は500円)、ランチが780円~と、気軽に利用できる価格設定も魅力だ。
ライブラリースペース「ブックカフェ」では、ブックコーディネーターの久禮(くれ)亮太氏がセレクトした書籍約1800冊が並ぶ。食事やお茶をしながら自由に本を読むことができ、気に入れば購入することも可能。PCスペースも完備されているので、出張中のビジネスパーソンにとっても重宝しそう。
さらに、気軽に酒を飲める「バー&ブレックファーストダイニング」のコーナーもあり、飲食ゾーンは全部で240席と予想以上に広い。しかも、フードコートと同じセルフスタイルを採用しているのでどの席に座ってもOK。人数や気分、目的に合わせて好きな席で食事を楽しめるのも大きな特徴だ。