テーマごとのセレクト本と本棚を買う本棚店「ハミングバード・ブックシェルフ」

本棚の店「ハミングバード・ブックシェルフ」
本棚の店「ハミングバード・ブックシェルフ」
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この看板が目印
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 校正会社の鴎来堂が、神楽坂の書店「かもめブックス」に続いて展開する、本棚の店が「ハミングバード・ブックシェルフ」。一見、何の店なのか分からない広々とした店内には、本が詰められた大小さまざまな本棚が並んでいる。

神楽坂の「かもめブックス」店長がセレクトした本が並んだ本棚。このまま置いても、どこに出しても恥ずかしくない本棚になっているセレクトがうまい。並んでいる本が連想ゲームのようにつながっているのが見事だ。日常的に本を読まない人に向けた新しい提案
神楽坂の「かもめブックス」店長がセレクトした本が並んだ本棚。このまま置いても、どこに出しても恥ずかしくない本棚になっているセレクトがうまい。並んでいる本が連想ゲームのようにつながっているのが見事だ。日常的に本を読まない人に向けた新しい提案
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こんなふうにテーマごとにセレクトされた本が数冊セットになって、小さな本棚に入った状態で展示、販売されている。人の本棚をのぞく感覚もあって、つい見入ってしまう
こんなふうにテーマごとにセレクトされた本が数冊セットになって、小さな本棚に入った状態で展示、販売されている。人の本棚をのぞく感覚もあって、つい見入ってしまう
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 本棚屋だから、本棚が並んでいるのは当然なのだが、面白いのは、本棚と中の本をまとめて購入できること。本棚は、壁一面の大きさのものから、文庫本が3冊程度収まる小さな箱のようなものまでさまざまあるが、それぞれの本棚には、テーマごとの本がすでに並べられているのだ。

文庫本用の小さな本棚もある。初めてのSFシリーズが並んでいるのも面白い
文庫本用の小さな本棚もある。初めてのSFシリーズが並んでいるのも面白い
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 「はじめての探偵小説」「旅に出たくなる本」などといった、ハッキリしたテーマの本棚もあれば、サブカルチャーの肝を押さえた本を個人が選んで並べたような、ゆるいくくりの本棚もあって、そのセレクトがなかなか絶妙。「ボブ・ディラン自伝」「ティファニーで朝食を」「不思議の国のアリス」「百年の孤独」「羊をめぐる冒険」と並んでいたりするのだ。趣味も見栄もパッケージングされたインテリアとしての本棚を丸ごと購入できる、恐ろしくもあり、現在の本の売り方として正しいというか、時代はここまで来たのだと思わせる、まさに本棚を売る店なのだ。

 中身だけでなく、本棚も外と内で違う色を塗ることができたり、中に入れたい本に合わせて細かくサイズを調整できるなど、お仕着せではない、パーソナルな道具としての本棚を売っていこうという姿勢が見える。

 本が入っている本棚に関しては、本自体は値引きができないが、本棚の方を値引きしてもらえるサービスもある。本は古書ではなく全て新刊書なのでギフトにも使いやすい。面白い業態だし、中の本も変化していくわけだから、定期的にのぞきたくなるショップだ。

本棚の外側や内側の色を変えたりする提案も行う
本棚の外側や内側の色を変えたりする提案も行う
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本棚の使い方なども提案しつつ、本が並んでいるというのはどういうことか、カッコいい本棚とは、といったことを問いかけてくるような本棚がたくさん用意されているのだ
本棚の使い方なども提案しつつ、本が並んでいるというのはどういうことか、カッコいい本棚とは、といったことを問いかけてくるような本棚がたくさん用意されているのだ
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