新世紀の水族館を作っていく

 他にも新エリアには、ペリカンを真下から見られる水道型の展示や、アロワナが飛び跳ねて餌を採る様子を間近で見られる水槽、カワウソが暮らすブースなどがあり、さまざまな水生の動物を見ることができる。ペンギンもさることながら、どの動物も間近で見ることができ、普通の水族館よりも動物との距離が近いと感じた。

ペリカンを真下から見られる水道型の展示
ペリカンを真下から見られる水道型の展示
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アロワナが飛び跳ねて餌を採る様子を間近で見られる水槽
アロワナが飛び跳ねて餌を採る様子を間近で見られる水槽
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カワウソが暮らすブース
カワウソが暮らすブース
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 サンシャインというビルの屋上ならではの苦労もあるようで、丸山氏は「使える水量が決まっているなか、広さを保ちつつ都会の空をどう生かすかが課題でした」と語る。また中村氏は「屋上は建築法の関係で屋根を作ることができないので、雨にどうしても弱くなります。それを克服するために、ペリカンの水道など展示物自体を雨よけにして、その下を移動できるように工夫しました」とのこと。

 さらに中村氏は「ペンギンが脱走したり、カワウソが草を食べまくったりとブースの管理は大変(笑)。特に草を入れるのはメンテナンスの負荷がかかるのですが、サンシャイン水族館のスタッフは『毎日でも草を入れ替えます!』と高い志を持っています。最初に『大人向けにしましょう』といったときはずいぶん驚かれましたが、みなさんに協力していただけました。その結果、海外にも注目される新しい世代の水族館を作ることができました。サンシャイン水族館は水族館のアイコンになっていくと思います」と語っていた。

レストランで提供される「天空のペンギンカクテル」(540円)。ノンアルコールだが、甘くないミント系のドライな味付けとなっており、大人向けのメニューといえる
レストランで提供される「天空のペンギンカクテル」(540円)。ノンアルコールだが、甘くないミント系のドライな味付けとなっており、大人向けのメニューといえる
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「カワウソハヤシライス」(800円)。Instagramで撮影すると映えるこのようなメニューは子供はもちろん大人の女性にも人気だ
「カワウソハヤシライス」(800円)。Instagramで撮影すると映えるこのようなメニューは子供はもちろん大人の女性にも人気だ
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(文・写真/シバタススム)