東京駅八重洲口再開発に合わせた

 全店を通して感じたのは、ランチタイムのメニューの充実ぶり。夜の時間帯の価格にはばらつきがあるが、どの店も1000円台のランチを用意している。施設の開発にあたった東京ステーション開発 営業部管理課の笠井俊亮氏は「女性や子ども連れだけでなく、近隣のオフィスワーカーも狙っている」と話す。

「東京コトブキ」は鯛めし食べ放題付きの1000円台のランチを売りにしている。席数102、個室あり
「東京コトブキ」は鯛めし食べ放題付きの1000円台のランチを売りにしている。席数102、個室あり
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「板前バル」は山形や茨城から直送した鮮魚を使用。ディナータイムの平均客単価は5000円弱だが、ランチタイムは1100円程度。海鮮を使った定食を提供するという。席数50、個室あり
「板前バル」は山形や茨城から直送した鮮魚を使用。ディナータイムの平均客単価は5000円弱だが、ランチタイムは1100円程度。海鮮を使った定食を提供するという。席数50、個室あり
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 東京駅八重洲口付近は再開発が進んでおり、2024年までに40階建て以上の複合ビルが数棟完成する予定だ。今後周辺に移転してくる企業を見越して、今のうちにリニューアルを行ったということだろう。

 東京駅にある飲食店街は旅行の行き帰りに立ち寄る客を意識してか「パッと食べてパッと出る」という店が多く、じっくり落ち着いて食事できるところは少なかった。個室が多く、どの店もゆったりとしたスペースを取っている東京グルメゾンは、会社の忘年会や歓送迎会など、これまで東京駅構内では満たせなかったニーズに対応した飲食店街といえそうだ。

「HIGHBALL BAR 東京駅1923」は天然水、強炭酸を使ったハイボールの専門店。90分の飲み放題付きで税込み3000円の「東京駅PARTYセット」などの宴会メニューもある。席数48
「HIGHBALL BAR 東京駅1923」は天然水、強炭酸を使ったハイボールの専門店。90分の飲み放題付きで税込み3000円の「東京駅PARTYセット」などの宴会メニューもある。席数48
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「大衆ビストロ JILL」は、目黒店、中目黒店、西新宿店につぐ4店舗目。席数104と施設内で2番目に多く、グループで利用しやすい
「大衆ビストロ JILL」は、目黒店、中目黒店、西新宿店につぐ4店舗目。席数104と施設内で2番目に多く、グループで利用しやすい
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全店禁煙だが、エスカレーターの脇に喫煙スペースを設けている
全店禁煙だが、エスカレーターの脇に喫煙スペースを設けている
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(文/樋口可奈子)