真冬でも繁盛する秘密は“スタバ的利用”にあり!?

 日本国内で2017年までに6店舗、2020年までには50店舗をオープンさせる予定だという。かなり強気の目標だが、「これでも低く見積もった数字。実際はもっと多くなるのでは」(鈴木社長)。

 だがかき氷は、どんなに人気があっても季節商品。夏場は売れても、シーズンオフの維持が難しいと思うが、韓国で展開している店は冬場もそれなりに人が入っているという。「今年3月に韓国の店に行ったときは、真冬なのに席が6~7割くらい埋まっていた。真冬でもダウンを着て食べている人が多い」(同)。たしかにかき氷を食べていると急激に冷えすぎて頭が痛くなることもあるが、ソルビンは不思議なほどそれがなかった。最終的には涼しさを感じるのだが、一般のかき氷のような強烈な冷たさがない。これなら、暖房が効いた室内でも楽しめるだろう。

 冬場でも人気なのは、かき氷だけを目当てに来るのでなく、スターバックスのようにカフェとして利用をする人が圧倒的に多いことも大きいという。韓国で展開している約500店舗のほとんどがフランチャイズ契約だそうだが(直営店は8店舗程度)、「天然素材を使ったインテリアにするなどの決まりがあり、居心地の良い空間なのも人気の理由では」(鈴木社長)。

 韓国にもソルビンをまねた商品が多く出ているが、ここまでサラサラな氷はどこにも真似できないとのこと。秋には日本限定の商品も開発予定だという。

日本で「ソルビン」を運営するエンポリオの鈴木一郎社長。「ソルビンはかき氷ではなく、『ソルビン』という全く新しいスイーツ」だという
日本で「ソルビン」を運営するエンポリオの鈴木一郎社長。「ソルビンはかき氷ではなく、『ソルビン』という全く新しいスイーツ」だという
メニュー構成はいたってシンプル
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(文/桑原恵美子)