ドン・キホーテ(東京都目黒区)は2016年6月24日、グループ初の空港内店舗「ソラドンキ 羽田空港店」をオープンした。場所は羽田空港国際線ターミナル5階「TOKYO POP TOWN」で、通路を挟んで2区画に出店している。面積は107.2平米(2区画合計)と、グループ店舗で最小だ。
同社は公共施設の小型店フォーマットとして2015年10月30日、グループ初のエキナカ(駅構内)店舗「エキドンキ」(JR大阪駅構内の商業施設「エキマルシェ大阪」)をオープン(関連記事:「ドン・キホーテの駅ナカ1号店「エキドンキ」の狙いは?」)。売り場面積は約400平米と、オープン当時はドン・キホーテ業態で最小規模だった。
しかしソラドンキの売り場面積は、さらにその4分の1ほど。ちなみに従来、展開してきた中・大型店は1000~3000平米。商品点数も、通常店が4~6万、これまで最小だったエキドンキは1万5000アイテムなのに対し、ソラドンキは約2000アイテムしかないという。
それだけ小規模な店舗なら、さぞかし売れ筋の商品をぎゅっと絞り込んだ、中身の濃い商品構成になっているに違いない。あるいは空港内ということで、思い切ってインバウンド客向けに振り切った商品を集めているのだろうか。答えを確かめるべく、オープン当日に足を運んだ。