食事を通して販促活動

 ウェーバーはガスグリルを一度体験してから購入してもらいたいという考えのもと、家電量販店と手を組んで店頭での体験イベントを積極的に行ってきた。同社が日本で展開を始めてからの約2年で、売り上げは当初の約4倍に伸びたという。

 2017年5月に発売したカートリッジ式のガスグリル「ウェーバー Q 1250(通称キャンプQ)」の影響も大きい。同社のガスグリルはプロパンガスを使用するものが中心だが、「カートリッジ式のガスグリルを追加したことで手軽に扱えると感じてもらえ、購入へのハードルが下がったのではないか」(同社広報)。

「Weber Q 1250ガスグリル(キャンプQ)」(税込み4万2890円)
「Weber Q 1250ガスグリル(キャンプQ)」(税込み4万2890円)
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 バーベキュー施設を作った理由を、「店頭でのイベントより体験や説明の時間が取れるため」とウェーバー-スティーブン プロダクツ アジアパシフィック地域バイスプレジデントのブライアン・ヘンドリックス氏は説明する。筆者が実際に体験した限り、塊肉を焼くのに約10分程度、スモークサーモンは15~20分程度かかっていた。店頭でただ待つには長いと感じる人にも、バーベキューの待ち時間なら短いと感じてもらえるのかもしれない。

(文/樋口可奈子)