「ファスト中華」が早稲田通りに続々登場

 実は今年に入ってから沙県小吃のある高田馬場と早稲田を結ぶ早稲田通り沿いに、次々と中華料理店がオープンしている。ここ最近、「麻辣湯(マーラータン)」という辛いスープで食べる春雨料理の人気が高まっているが、「胡家小館 張亮麻辣湯(フーチャマオカン ヂャンリョウマーラータン)」はその専門店だ。中国で2008年に創業し、10年足らずで約3300店舗を展開しているという。

高田馬場駅近くにある「胡家小館 張亮麻辣湯(フーチャマオカン ヂャンリョウマーラータン)」。看板には「日本初上陸」「中国人なら誰でも一度は食べたことがある」と書かれている
高田馬場駅近くにある「胡家小館 張亮麻辣湯(フーチャマオカン ヂャンリョウマーラータン)」。看板には「日本初上陸」「中国人なら誰でも一度は食べたことがある」と書かれている
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筆者が食べた張亮麻辣湯は麺とスープだけなら333円だった
筆者が食べた張亮麻辣湯は麺とスープだけなら333円だった
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 さらに、昨年から人気が高まりつつある蘭州ラーメンの店「蘭州 牛肉麺」もある(関連記事「“中国で最も有名なラーメン”が日本に! 連日大行列」)。

「蘭州牛肉麺」は2018年5月に早稲田通り沿いにオープンした
「蘭州牛肉麺」は2018年5月に早稲田通り沿いにオープンした
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「蘭州牛肉麺」の看板メニュー「蘭州牛肉ラーメン」(950円)はさっぱりしているがコクもあり、クセになりそうな味。中国では汁が真っ赤になるほどラー油を入れるが、日本人には少なめにして提供しているとのこと。辛い味が好みの人は最初から「ラー油を多めに」と伝えたほうがいい
「蘭州牛肉麺」の看板メニュー「蘭州牛肉ラーメン」(950円)はさっぱりしているがコクもあり、クセになりそうな味。中国では汁が真っ赤になるほどラー油を入れるが、日本人には少なめにして提供しているとのこと。辛い味が好みの人は最初から「ラー油を多めに」と伝えたほうがいい
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 東西線早稲田駅出口前には「香港華記焼味&米線(ホンコンワーキーシュウメイアンドベイセン)」もオープン。同店は香港出身のオーナーによる香港式カフェレストラン「香港華記茶餐廳(ホンコンワーキーチャサンチョ)」の3店舗目だが、早稲田駅前の店舗は香港で人気の屋台の味を再現したカジュアルな業態だという。

2018年4月にオープンした「香港華記焼味&米線(ホンコンワーキーシュウメイアンドベイセン)」。東西線早稲田駅(3b出口)からすぐ
2018年4月にオープンした「香港華記焼味&米線(ホンコンワーキーシュウメイアンドベイセン)」。東西線早稲田駅(3b出口)からすぐ
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 店名にもある「焼味(シュウメイ)」は肉のローストのことで、それをご飯にのせた「焼味飯」は香港の代表的B級グルメともいわれる。「米線(ベイセン)」は中国ではメジャーなライスヌードルのこと。さっぱりしているので、酒の後のシメとしてもよく食べられているそうだ(関連記事 「中国で大人気“1人鍋ラーメン”上陸 食べ方に衝撃」)。

 「汁ワンタン」「麻辣湯」「蘭州ラーメン」「焼味飯」「米線」など、中国版ファストフードの店が集まり始めた早稲田通り。今後は“ファスト中華”のメッカになるかもしれない。

香港華記焼味&米線のメニューの一部
香港華記焼味&米線のメニューの一部
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「油鶏肉ライスヌードル 油鶏肉米線」(1000円)。甘めの味付けでこんがり焼き上げた「油鶏肉」はライスヌードルとの相性もいいが、白米とも合いそうな味だ
「油鶏肉ライスヌードル 油鶏肉米線」(1000円)。甘めの味付けでこんがり焼き上げた「油鶏肉」はライスヌードルとの相性もいいが、白米とも合いそうな味だ
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同店の焼味料理で人気ナンバーワンの「チャーシュー&ローストダックライス 叉鴨飯」(1080円)
同店の焼味料理で人気ナンバーワンの「チャーシュー&ローストダックライス 叉鴨飯」(1080円)
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テイクアウト可能な「カレーフィッシュボール 咖喱魚丸(5個)」(400円)は、歯応えのある練り物のようでアルコールに合いそう。軟らかく煮込まれたカレー味の大根もおいしかった
テイクアウト可能な「カレーフィッシュボール 咖喱魚丸(5個)」(400円)は、歯応えのある練り物のようでアルコールに合いそう。軟らかく煮込まれたカレー味の大根もおいしかった
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店頭で販売しているテイクアウト用のスイーツやスナックは1日200個以上売れ、人気ナンバーワンのエッグタルトは毎日ほぼ完売状態だという
店頭で販売しているテイクアウト用のスイーツやスナックは1日200個以上売れ、人気ナンバーワンのエッグタルトは毎日ほぼ完売状態だという
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(文/桑原恵美子)


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