客数増が狙い、何で差異化するのか

 共同実験店の狙いについて、ファミリーマートは来店客数のアップを強調する。「コンビニの客数が伸び悩むなか、ドンキの品ぞろえと陳列を導入することで、新たな顧客を獲得できるようにしたい」(ファミリーマート ライン運営事業部の今木誠部長)。

 たしかに店の前の陳列スペースで激安品を販売したり、女性向けの商品を充実させたりしているのは新規顧客獲得を意識してのことだろう。ただ、それだけだと他のコンビニとは差異化できるが、今度はスーパーやドラッグストアと競合しそうな印象を受ける。

 スーパーが24時間化したり、ドラッグストアが食料品を充実させたりなど、流通業態の垣根がなくなるなか、ファミマ+ドンキは何で差異化していくのか。今回の実験店ではそのあたりの検証も必要になりそうだ。

ドンキのPB(プライベートブランド)「情熱価格」も300商品程度導入
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(山下奉仁=日経トレンディネット)