「ロッテ免税店」でインバウンドの取り込み狙う

 銀座といえばやはり、急増する訪日外国人をどう取り込んでいくのかが注目される。銀座の地域一番店「三越銀座店」ではインバウンド比率が2~3割を占める。ただ、すでに銀座のメインストリートの中央通りや晴海通りには、欧米のラグジュアリーブランドが直営旗艦店を多数出店。飽和状態にある高級品市場で新たに集客するには、別の切り口が必要だ。

 東急プラザ銀座では、地上1・2階に、欧米の老舗ラグジュアリーブランドの日本旗艦店や有力セレクトショップなど約10店舗をラインアップ。スイス発の「バリー」は世界最大の旗艦店を出店、クラシコイタリアのスーツ「キートン」やニットブランド「クルチアーニ」、イギリスの高級紳士靴「エドワードグリーン」といった、大人の街銀座にふさわしい伝統的なブランドをそろえた。英国王室御用達ブーツ「ハンター」とトラベルケースで有名な「グローブ・トロッター」は日本初の旗艦店を構えた。

 さらに、上層階の8・9階には都内最大の免税店「ロッテ免税店銀座」を配置し、集客力を全館に波及させるシャワー効果を狙う。店舗面積は4440平米。「グッチ」「エルメネジルド・ゼニア」などのラグジュアリーブランドやジュエリー・時計・化粧品など153ブランドを展開。空港の免税店と同様に、外国人旅行客だけでなく、海外に出国する日本人も購入できる。

 6・7階の「ファインド・ジャパン・マーケット」も、インバウンドを中心ターゲットにテナントをそろえたフロア。メイドインジャパンの本物に出会える売り場として、東急ハンズが手がける新業態「ハンズ エキスポ」や東京・墨田区の工場が手がけるファクトリーブランドなどが出店している。「とりわけ雑貨はほかの施設にはないブランドの編集を意識している」(瀬志本係長)という。東京観光の土産品としても評判を呼びそうだ。「ハンズ エキスポ」は「和・都・知・美・食」の5つのゾーンに分かれ、インバウンド向けの日本土産や国内外向けのサブカルアイテムなどを展開。62席のカフェスペースには演奏可能なステージも併設されている。

8・9階に出店した「ロッテ免税店」は都内最大の免税店。8階にはラグジュアリーブランドや時計、ジュエリーブランドが軒を連ねる
8・9階に出店した「ロッテ免税店」は都内最大の免税店。8階にはラグジュアリーブランドや時計、ジュエリーブランドが軒を連ねる
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国内外の化粧品ブランドをそろえた9階「ロッテ免税店」。タックスフリーのゾーンでは日本土産や美容家電なども販売
国内外の化粧品ブランドをそろえた9階「ロッテ免税店」。タックスフリーのゾーンでは日本土産や美容家電なども販売
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9階「ロッテ免税店」化粧品ゾーンでは韓国コスメ「Whoo」「IOPE」も取り扱う
9階「ロッテ免税店」化粧品ゾーンでは韓国コスメ「Whoo」「IOPE」も取り扱う
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東急ハンズの新業態「ハンズ エキスポ」は、万博のように「和・都・知・美・食」の5つのテーマごとに、ブース出店するテナントで構成
東急ハンズの新業態「ハンズ エキスポ」は、万博のように「和・都・知・美・食」の5つのテーマごとに、ブース出店するテナントで構成
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靴下のような超軽量のシューズ「レイトアップ」のブース。強いホールド力がありながら、圧迫感がないのが特徴。インソールはいつでも取り外し可能(ハンズエキスポ内)
靴下のような超軽量のシューズ「レイトアップ」のブース。強いホールド力がありながら、圧迫感がないのが特徴。インソールはいつでも取り外し可能(ハンズエキスポ内)
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全国の日本酒と蔵元推薦のおつまみ、酒粕を使ったスイーツなど日本酒文化を発信する店「SAKE LABO」のブース。各地から集めた数十種類のカップ酒をその場で飲める(ハンズ エキスポ内)
全国の日本酒と蔵元推薦のおつまみ、酒粕を使ったスイーツなど日本酒文化を発信する店「SAKE LABO」のブース。各地から集めた数十種類のカップ酒をその場で飲める(ハンズ エキスポ内)
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62席のカフェスペースには、演奏可能なステージも併設されている(ハンズエキスポ内)
62席のカフェスペースには、演奏可能なステージも併設されている(ハンズエキスポ内)
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