平均48平米の客室が実際以上に広く見える理由は?

 同ホテルがあるのは、TBSや赤坂サカスからほど近いところ。外観は中規模のマンションといった雰囲気だと思ったら、マンションとして建設された建物を入居前にホテルに改装したのが前身のホテルだったという。

 1階は二面がガラス張りで中が見渡せ、エントランスの向かって右側にあるカフェが通りからも目を引く。その奥にレセプションとショップがあり、突き当たりにラウンジがある(といっても大きめのソファがひとつ置かれているだけ)。パブリックスペースはこれが全てで、入口を入った瞬間に全部が見渡せる。“こぢんまりしたホテル”というのが第一印象だ。

 パブリックスペースの狭さと対照的で驚いたのが、客室の広さ。一般に都心のシティホテルだと40平米以上の面積の客室は少ないが、同ホテルは1室平均が45平米。68室のうち10室は55平米で、最も狭い部屋でも34~35平米(14室)だ。日本ホテル協会に入会できるホテルの最低基準(「15平米以上のシングルルームと22平米以上のツインルームの合計が客室総数の50%以上あること」)と比較すると、その広さがわかるだろう。

 48平米以上の部屋がともすればがらんとして見えるのは、家具の配置もひとつの理由。「家ではしたくてもできないこと、例えば人が集まって語り合ったり、飲んで騒いだり、ということができる場所にしたかった。どのようにも使えるようにするため、あえてこまごまとした物を置かないようにした」(同ホテルを設計したグリフォンの齋藤貴史社長)という。

広さがそのまま部屋の名称になっている。客室名「40」(40平米、ツインベッド/1泊ルームチャージは3万3000円~)。ベッドは120cmのセミダブル幅
広さがそのまま部屋の名称になっている。客室名「40」(40平米、ツインベッド/1泊ルームチャージは3万3000円~)。ベッドは120cmのセミダブル幅
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客室名「50」(48平米、ダブルベッド/1泊ルームチャージは税込み3万9000円~)。3人利用の場合はエキストラベッドが追加される
客室名「50」(48平米、ダブルベッド/1泊ルームチャージは税込み3万9000円~)。3人利用の場合はエキストラベッドが追加される
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客室名「55」(55平米、ツインベッド/1泊ルームチャージは税込み4万2000円~)。ツインタイプのベッドはそれぞれが幅140cmもある
客室名「55」(55平米、ツインベッド/1泊ルームチャージは税込み4万2000円~)。ツインタイプのベッドはそれぞれが幅140cmもある
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ベッドスローには1960年代以降の「眠らない街・赤坂」をモチーフにしたプリントが施されている
ベッドスローには1960年代以降の「眠らない街・赤坂」をモチーフにしたプリントが施されている
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壁にはドイツの出版社「タッシェン」の写真集をコラージュしたアートが飾られている
壁にはドイツの出版社「タッシェン」の写真集をコラージュしたアートが飾られている
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アメニティはロンドン発のオーガニック系ブランド「エッセンシャルエレメンツシリーズ」(Gilchrist & Soames社)を日本のホテルとしては初めて採用
アメニティはロンドン発のオーガニック系ブランド「エッセンシャルエレメンツシリーズ」(Gilchrist & Soames社)を日本のホテルとしては初めて採用
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