便利さに“文化”で対抗!?

 三越日本橋本店が目指しているのは、体験による食の再発見を通して身近な販売チャネルでは入手できない新たな食のニーズを掘り起こすことなのだろう。そのためのイベントやセミナーも今後、積極的に行っていくとのこと。コンビニやECなど“便利さ”への対抗手段として“文化”を打ち出すのは、老舗百貨店らしい戦略といえる。

 気になったのは、“百貨店での消費行動を変える”という大きな目的に対して、21席と席数が少ないこと(予定されているいくつかの無料ワークショップの定員も先着10人)。また百貨店の食品フロアが季節感を重視した商品展開をするのは、ある意味王道。今後、どれだけ思い切った商品展開ができるかが、差別化のポイントとなりそうだ。

手前からテイクアウト用スイーツ「おからドーナッツ(桜あん)」(1パック税込み594円)。おから生地のドーナツの中に桜あんが入っている。「桜のロールケーキ」(1カット税込み432円/1本税込み1944円)のクリームは桜の葉風味
手前からテイクアウト用スイーツ「おからドーナッツ(桜あん)」(1パック税込み594円)。おから生地のドーナツの中に桜あんが入っている。「桜のロールケーキ」(1カット税込み432円/1本税込み1944円)のクリームは桜の葉風味
[画像のクリックで拡大表示]
テイクアウト用スイーツ「桜のマスカルポーネ ゼリーのせ」(税込み648円)はマスカルポーネチーズと白あんを重ね、ゼリーと桜の花をのせている
テイクアウト用スイーツ「桜のマスカルポーネ ゼリーのせ」(税込み648円)はマスカルポーネチーズと白あんを重ね、ゼリーと桜の花をのせている
[画像のクリックで拡大表示]
有名料理人・笠原将弘氏の店「賛否両論」の「春野菜の煮浸し~桜のジュレ掛け~」(税込み648円)
有名料理人・笠原将弘氏の店「賛否両論」の「春野菜の煮浸し~桜のジュレ掛け~」(税込み648円)
[画像のクリックで拡大表示]
3月22日まで物販コーナーで販売されるのは、「賛否両論」の「笠原流 春の黒毛和牛の焼しゃぶ」(1折り税込み1620円)
3月22日まで物販コーナーで販売されるのは、「賛否両論」の「笠原流 春の黒毛和牛の焼しゃぶ」(1折り税込み1620円)
[画像のクリックで拡大表示]
物販コーナーでは伝統的な京料理店として人気の「泉竹」(東京都世田谷区)が提供する「桜の葉包み寿司」 (税込み324円)を販売。エビ、コハダ、小鯛・サーモンを組み合わせ、桜の葉で包んでいる
物販コーナーでは伝統的な京料理店として人気の「泉竹」(東京都世田谷区)が提供する「桜の葉包み寿司」 (税込み324円)を販売。エビ、コハダ、小鯛・サーモンを組み合わせ、桜の葉で包んでいる
[画像のクリックで拡大表示]

(文/桑原恵美子)