あえて室内に「離れ」を設け、日本家屋に宿泊したかのような感覚が味わえるXLタイプ。渋谷の夜景も楽しめる。定員4人で通常料金は1室25万円~

“泊まれるアパレルショップ”を体験 その狙いは?

2018年03月08日
  • 渋谷公園通りの交差点に面した角地にオープンした「ホテルコエ トーキョー」はブランド「コエ」のグローバル旗艦店でもある。総店舗面積454坪
  • 「コエ」は世界の人権問題や労働問題にも取り組み、フェアなものづくりをめざすブランド。「ホテルコエ」ではレディス、メンズ、雑貨を展開する
  • 店舗全体のクリエイティブディレクション、設計、インテリアデザインはサポーズデザインオフィスが担当。1階フロアは大階段を中心に飲食、イベントスペース、ホテルレセプションを配置した
  • 自然光を取り入れた開放感のあるダイニング空間。コンセント、フリーWifiも完備しているので、仕事でも使える。営業時間7時半~23時
  • ベーカリー&ダイニング「ホテルロビー」は代官山のフレンチレストラン「アタ」の掛川哲司シェフがプロデュース。さまざまな人が集まる渋谷の町に合わせ、ベーカリー、カフェ、洋食店、居酒屋、ラーメン店をイメージしたカオスなメニューを用意
  • イベントスペースの第1弾は「koe×THOM BROWNE」のポップアップショップ。他店に先駆けて発売した。2階ではフルラインを展開
  • 1階フロアでひときわ目を引く大階段は、街と店舗が融合するための象徴的な存在。公園の階段のように自由に使える
  • シェフおすすめのラーメンランチは、点心とドリンク付きで1000円。ラーメンは、ブイヨンベースのスープにパクチーやピンク色のゆで卵をトッピング
  • エビグラタンとコロッケにミニサラダとドリンクがついたグラタンランチは1000円。メンチカツなど親しみやすいメニューが多い
  • マンゴースムージー&ヨーグルト650円。ベリーとキウィのスムージー&ヨーグルトも用意。ティータイムのメニューも充実している
  • あえて室内に「離れ」を設け、日本家屋に宿泊したかのような感覚が味わえるXLタイプ。渋谷の夜景も楽しめる。定員4人で通常料金は1室25万円~
  • Sタイプを除く全室に装備されているストーン使いのおしゃれな浴槽。日本ではあまりみかけない浴槽のシャワーもスタイリッシュ
  • コンセプトの茶室にちなんで用意されたお茶箱の中には無農薬日本茶のボトルドティーと茶葉を提供するメーカー「ザ ティー カンパニー」とコラボしたティーバッグも
  • 壁沿いに配した長い「小上がり」が縁側のように利用できるLタイプ。52平方メートルで通常料金は11万円~。和を演出しながらもスタイリッシュな空間
  • XL、L、Mタイプの客室には、アーティストユニット「ネルホル」の作品が展示されている。現代アートに造詣が深いストライプインターナショナル石川康晴社長によるセレクトだそう
  • 1階エントランス横のレセプションでチェックインの手続き。スタッフが着用しているコエオリジナルのユニフォームがかわいい。チェックインは15~24時。チェックアウトは12時
  • 客室までの通路では米国ニューヨークをベースに活動するPARTY NEW YORKのデジタルアートを楽しめる。人が接近するとセンサーが感知し、ルームナンバーが表示される仕掛け
  • 筆者が宿泊した「S6」の室内は18平方メートル。ダブルベッドは日本ベッドのマットレスを使用。ベッドスロー、バスローブ、パジャマはコエオリジナル
  • Sタイプには浴槽はなくシャワーだけだが、オーバーヘッドシャワーを備えている。シャンプーなどのアメニティはボタニカとのコラボ
  • 全室に無料で使えるスマホ「ハンディ」を設置。ホテル内通話はもちろんインターネット、国内・国際電話が無制限で利用でき、町のガイド情報も入手できる
  • 宿泊者が離れのような感覚で利用できるプライベートラウンジ。無駄を削ぎ落としたミニマムな内装デザインとモデュレックス仕様の照明演出が見どころ。7時から25時まで営業
  • 「ホテル内でも日本の文化を体験したい」という外国人客の声に応えて、15~17時まで抹茶のウエルカムドリンクを提供。外国人客には英語もしくは中国語などで説明
  • ラウンジでは21時まで無料でソフトドリンクやワイン、ビール、スナックを提供
  • ラウンジの奥に設けたVIPルームにはアーティスト・奈良美智氏の作品が展示されている
  • ザ ティー カンパニーとコラボした限定カクテル。こだわりの玉露をジンに漬け込んだ「玉露ジン」や「ほうじ茶焼酎」「ジャスミンラム」「烏龍茶焼酎」など新しいスタイルのカクテルを味わえる。有料
  • 20時からはコエスペースで、ゲストミュージシャンによるライブがスタート。大階段が埋め尽くされるほどの観客でフロア全体が盛り上がった
  • 厚切りトーストやイングリッシュマフィンなど 5 種のオリジナルパンが楽しめるパンブッフェ。宿泊客は7時半~10時半まで無料で提供
  • バルミューダのトースターで温め直せば、焼きたてのようなふっくらとした食感に
  • パンブッフェは宿泊客でなくても注文可能。パンブッフェ550円、ドリンクバー450円。ほかにはヨーグルトフルーツグラノーラなどとセットになったメニュー(1000円)も