心地良く眠ることを重視して狭くて薄暗い客室に

 1階レセプションでチェックイン後、フロア奥の専用エレベーターで3階のホテルフロアへ。扉が開くと今度は、渋谷の町の喧騒を一瞬でかき消すような静寂の時間が流れていた。客室までのポーターサービスはないが、レセプションから連絡を受けたラウンジスタッフが出迎えてくれる。 

 客室は、洋服のサイズ表示と同じ「XL」「L」「M」「S」の4タイプ、全10室。XLが100平方メートルと最も広く、室内に離れをイメージした畳の部屋を設け、4人まで泊まれる仕様になっている。内装は全室、茶室をイメージしたミニマムモダンなデザインでスタイリッシュな印象だ。ただ、黒とグレーを基調に、照明もトーンダウンしているのでやや薄暗い。

 筆者は、7室ある17~18平方メートルの「Sタイプ」を予約。一番狭いSタイプは、バスタブがなくシャワールームのみだが、頭からたっぷりの湯を浴びられるオーバーヘッドシャワーが設置されている。ふだんホテルの湯船に浸からない筆者にとっては、ぜいたく感を味わえるこのシャワーのほうが実はうれしい。

 ベッドのマットレスは皇室御用達、日本ベッドのシルキーシリーズを採用。シーツも5つ星ホテルと同じランクの最上級のものを使用しているという。最適な硬さのマットレスと想像以上に暖かい羽毛掛け布団のおかげで、体を包み込まれるような心地良さを味わえ、目を閉じたとたんに眠ってしまった。

 目が覚めたときに思ったのは、「狭くて薄暗い」と感じた客室が意外と広く感じられたこと。シャワー室がガラス張りなうえ、小上がりのベッドが低いので、横になると十分な広さがある。また、薄暗いほうが眠りに入りやすい。最低限必要な広さの空間と設備にとどめ、その代わりにベッドやアメニティ、タオル、パジャマの素材にこだわっているという印象だった。

 客室には無料で無制限に通話と通信ができるレンタルスマホ「ハンディ」を装備。操作方法が少し分かりにくかったが、ホテルフロントにワンプッシュでつながるうえ、外への持ち出しも可能なので使い方次第で便利なツールとなりそう。

あえて室内に「離れ」を設け、日本家屋に宿泊したかのような感覚が味わえるXLタイプ。渋谷の夜景も楽しめる。定員4人で通常料金は1室25万円~
あえて室内に「離れ」を設け、日本家屋に宿泊したかのような感覚が味わえるXLタイプ。渋谷の夜景も楽しめる。定員4人で通常料金は1室25万円~
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Sタイプを除く全室に装備されているストーン使いのおしゃれな浴槽。日本ではあまりみかけない浴槽のシャワーもスタイリッシュ
Sタイプを除く全室に装備されているストーン使いのおしゃれな浴槽。日本ではあまりみかけない浴槽のシャワーもスタイリッシュ
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コンセプトの茶室にちなんで用意されたお茶箱の中には無農薬日本茶のボトルドティーと茶葉を提供するメーカー「ザ ティー カンパニー」とコラボしたティーバッグも
コンセプトの茶室にちなんで用意されたお茶箱の中には無農薬日本茶のボトルドティーと茶葉を提供するメーカー「ザ ティー カンパニー」とコラボしたティーバッグも
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壁沿いに配した長い「小上がり」が縁側のように利用できるLタイプ。52平方メートルで通常料金は11万円~。和を演出しながらもスタイリッシュな空間
壁沿いに配した長い「小上がり」が縁側のように利用できるLタイプ。52平方メートルで通常料金は11万円~。和を演出しながらもスタイリッシュな空間
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XL、L、Mタイプの客室には、アーティストユニット「ネルホル」の作品が展示されている。現代アートに造詣が深いストライプインターナショナル石川康晴社長によるセレクトだそう
XL、L、Mタイプの客室には、アーティストユニット「ネルホル」の作品が展示されている。現代アートに造詣が深いストライプインターナショナル石川康晴社長によるセレクトだそう
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1階エントランス横のレセプションでチェックインの手続き。スタッフが着用しているコエオリジナルのユニフォームがかわいい。チェックインは15~24時。チェックアウトは12時
1階エントランス横のレセプションでチェックインの手続き。スタッフが着用しているコエオリジナルのユニフォームがかわいい。チェックインは15~24時。チェックアウトは12時
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客室までの通路では米国ニューヨークをベースに活動するPARTY NEW YORKのデジタルアートを楽しめる。人が接近するとセンサーが感知し、ルームナンバーが表示される仕掛け
客室までの通路では米国ニューヨークをベースに活動するPARTY NEW YORKのデジタルアートを楽しめる。人が接近するとセンサーが感知し、ルームナンバーが表示される仕掛け
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筆者が宿泊した「S6」の室内は18平方メートル。ダブルベッドは日本ベッドのマットレスを使用。ベッドスロー、バスローブ、パジャマはコエオリジナル
筆者が宿泊した「S6」の室内は18平方メートル。ダブルベッドは日本ベッドのマットレスを使用。ベッドスロー、バスローブ、パジャマはコエオリジナル
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Sタイプには浴槽はなくシャワーだけだが、オーバーヘッドシャワーを備えている。シャンプーなどのアメニティはボタニカとのコラボ
Sタイプには浴槽はなくシャワーだけだが、オーバーヘッドシャワーを備えている。シャンプーなどのアメニティはボタニカとのコラボ
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全室に無料で使えるスマホ「ハンディ」を設置。ホテル内通話はもちろんインターネット、国内・国際電話が無制限で利用でき、町のガイド情報も入手できる
全室に無料で使えるスマホ「ハンディ」を設置。ホテル内通話はもちろんインターネット、国内・国際電話が無制限で利用でき、町のガイド情報も入手できる
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