「水と油で揚げる」最新フライヤー

 同店では、2種類のフライヤーを使用して天ぷらを調理しているが、そのうちの1つである「ウォーターフライヤー」は水と油をひとつの槽に入れる特殊なフライヤーだ。「そんなことができるのか」と驚いたが、水と油なので上下に分かれて混ざり合うことがないという。

 ウォーターフライヤーを製作するウォーターフライヤー(東京都荒川区)の佐藤義晴社長は「一般的なフライヤーは油全体が熱されるので酸化が早いが、ウォーターフライヤーは上部の油を高温にし、水と油の間にある冷却用の空気筒が水の温度を55度以下に保つため、油の温度が上がり過ぎず、酸化しにくい」と説明する。また、揚げかすも酸化の原因となるが、ウォーターフライヤーは揚げかすが下部の水の中にたまるため、油の中にまったく残らないという。

コーヒー マフィアで使用しているウォーターフライヤー
コーヒー マフィアで使用しているウォーターフライヤー
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 酸化を抑えるだけでなく「油煙のもととなる微細な炭化物も水に沈むので揚げ物につきものの油煙も軽減できる」(ウォーターフライヤーの佐藤社長)。そのせいか、店内で油の匂いはほとんど感じなかった。

揚げかすが油の中に残らないため、フライドポテトを長時間揚げ続けても表面がきれいなまま仕上がる
揚げかすが油の中に残らないため、フライドポテトを長時間揚げ続けても表面がきれいなまま仕上がる
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