日本市場のニーズを取り入れた「MateBook X Pro」

 スマートフォンの販売が好調なファーウェイだが、同社が今回のMWC 2018で発表したのはスマーフォンではなく、ノートパソコンの「MateBook X Pro」であった。MateBook X Proは、画面占有率91%という狭額縁の13.9型ディスプレーを搭載したタッチ操作対応ノートパソコン。キーボード上にポップアップ式のウェブカメラを搭載するなど、ユニークな機構を備えているのが特徴だ。

近年のファーウェイはパソコンにも力を入れており、MWC 2018では13.9型のノートパソコン「MateBook X Pro」を発表した。写真は「Mobile World Congress 2018」のファーウェイブースより
近年のファーウェイはパソコンにも力を入れており、MWC 2018では13.9型のノートパソコン「MateBook X Pro」を発表した。写真は「Mobile World Congress 2018」のファーウェイブースより
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 ファーウェイは2016年からスマートフォンだけでなくパソコンも手掛けており、日本でもこれまで、2in1スタイルの「HUAWEI MateBook」や、薄型軽量の「HUAWEI MateBook X」などいくつかの機種が投入されてきた。だがパソコン市場における同社はまだ新参であり、スマートフォンのように大きなシェアを持っているわけではない。

 ノートパソコンに限定すると、日本の市場は6割以上が法人向けとなっており、売れ筋は15型以上のモデルだ。従来のファーウェイのモデルでは、その市場に入り込むのが難しかったと呉氏は言う。「われわれの商品は日本市場の主流から外れているものが中心だ。しかし今回のMateBook X Proは主流に入り込めるのではないか」

 呉氏によれば、日本上陸後の2年間はパソコン販売業者との関係を強化し、販路開拓に努めてきたとのこと。また一方で、呉氏はファーウェイ本社にも日本市場の独自性について説明し、要望を聞き入れてもらった。その結果、約14型という法人市場に適したサイズ感のMateBook X Proが開発されるに至ったわけだ。

 ファーウェイは、このMateBook X Proを2018年の第2四半期に発売すると発表した。日本市場にも早い段階から投入されるとのことで、MateBook X Proの販売を機として日本におけるパソコン市場の開拓を積極化する考えのようだ。