10銘柄は「どれも美味しい」と高評価

 今回の審査委員は下記の7人。いずれもお米に造詣の深い方ばかりだ。

川崎恭雄氏(審査委員長:神戸の米穀店「五ツ星お米マイスター いづよね」代表取締役)
阿藤快氏(タレント)
笹岡隆次氏(「恵比寿 笹岡」主人)
内山英仁氏(「銀座 うち山」主人)
松田美智子氏(料理研究家)
フォーリンデブ はっしー氏(グルメブロガー)
渡辺和博(日経BPヒット総合研究所上席研究員)

 審査が始まると、会場は一気に緊迫した空気に包まれた。審査委員の誰ひとり言葉を発せず、真剣な面持ちで香りを嗅ぎ、何度も味を確かめていた。

発表! 米のヒット甲子園が選んだ「今一番食べてほしいお米」~白熱の審査会をレポート(画像)
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炊き上がったお米は、グループごとに皿に盛られ、審査員に供された
川崎恭雄氏
川崎恭雄氏
阿藤快氏
阿藤快氏
笹岡隆次氏
笹岡隆次氏
内山英仁氏
内山英仁氏
松田美智子氏
松田美智子氏
フォーリンデブ はっしー氏
フォーリンデブ はっしー氏
渡辺和博
渡辺和博

 第3グループまで審査が終了し、審査結果を集計している間、審査委員からは「どれも美味しかった」「差がわかりづらかった」「食べている間にも味が変わった」「何と一緒に食べるかで選ぶお米が変わる」といった声が上がり、審査の難しさを感じさせた。

 各審査委員の付けた点の平均値を取り、「硬さ」を横軸、「粘り」を縦軸に4分類した(審査概要を参照)。「硬さ」、「粘り」ともに基準米を5として評価すると「硬さ」は3~7、「粘り」は3~6の間に集中した。

 それでは、各銘柄ごとの主なコメントを紹介しよう。

ななつぼし(北海道)
「柔らかく、甘みが強い」(松田氏)、「基準米が好き。ななつぼしは、硬さともっちり感が基準米に近かった」(内山氏)
ふっくりんこ(北海道)
「コシヒカリと好対称をなす、まとまった一体感、しっとり感がある」(内山氏)、「お店で出すならあきたこまちかゆめぴりか。個人的に一番食べたいのはふっくりんこ」(笹岡氏)
ゆめぴりか(北海道)
「むっちりした食感と甘みがある。おかずなしで塩むすびで食べたい」(はっしー氏)、「もっちり感があり、きっちり噛めるバランスの良さ」(松田氏)
青天の霹靂(青森)
「バランスが良い分、味がないようにも感じた」(松田氏)、「粒が長く、しっかりした感じ」(笹岡氏)
あきたこまち(秋田)
「細かいことは抜きにして、食べて一番おいしいと思ったのがこれ」(阿藤氏)、「同じ品種でも産地によって味が違う。今回のあきたこまちはとびきり美味しい」(川崎氏)
なすひかり(栃木)
「香りも味もボリュームがある」(笹岡氏)、「好きなタイプだったので完食した」(川崎氏)
コシヒカリ(岐阜)
「炊きたても冷めても美味しく、ポテンシャルが高い」(はっしー氏)、「1粒1粒味わうならコシヒカリ」(内山氏)
きぬむすめ(鳥取)
「見た目が良く、食べたときのもっちり感も美味しい」(笹岡氏)、「ぬめっとしたもっちり感。その割にはしっとりしており、おもしろい」(川崎氏)
つや姫(島根)
「基準米に近い、しっかりもっちりした感じ」(川崎氏)、「ちょっとあっさりしていると感じた」(笹岡氏)
おいでまい(香川)
「10品種の中ではキャラクターは薄い。味も薄めか」(笹岡氏)、「しっかりもっちりしているが、印象はやや薄め」(川崎氏)