ドコモしかできないこととは?

 ウエアラブルデバイスを今後活用するには「スマホではできない、ウエアラブルデバイスだからできる使い方を考えていくことが重要だ」と村上氏は語る。

 例えばhitoeは、スマホでは計測しづらい筋肉の動きや心拍数など、身体のさまざまなデータを効率的かつ高精度で取得でき、運動中の利便性も高められる点が、ウエアラブルならではのメリットといえる。

 また子どもや年配の人々にとっては、スマホを常に持ち続けてもらうのは難しい。このようなユーザーの問題を解決するには、日常的に身に着けられるウエアラブルのほうが、スマホよりも役立つ。

 スマホがほぼ普及した現状においては、NTTドコモといえども、今ある通信事業だけを考えていてはさらなる成長は見込めない。新しい市場を開拓していくためには、ウエアラブルデバイスの活用が必須となりつつあるのだ。

 その点、ドコモは今後広がるウエアラブル市場でも、有利なポジションにいる。例えば、数千万人の携帯電話契約加入者と長期的な関係を結んでいるため、さまざまなウエアラブルデバイスで収集したデータを一元的に管理、分析し、それを基にしたサービスを提供するのに適している。

 また、ウエアラブル端末の普及を妨げている、ある「大きな問題」についても、ドコモなら解決できる可能性がある。それは何なのか。この続きは村上氏が登壇する「TRENDY EXPO TOKYO 2015」のセッション(無料)で確かめてほしい。

(文/近藤 寿成=スプール、写真/近森千展)