対面販売で商品を「磨く」

領家: この活動のうちに、百貨店の催事担当から声がかかるようになりました。大阪府の職員が百貨店と交渉し、その催事にあった企業を選んで参加するようにしました。道場で学んだやる気のある経営者なので、百貨店の催事にも積極的に参加し、そこで対面販売を経験するうちに、製品がどんどん良くなっていくのです。消費者と直接会話するので、商品の課題や消費者のニーズが分かりますから。

 対面販売の機会を提供するということには、今でもこだわっています。やる気のある経営者が対面販売すると、確実に商品は良くなり、売り上げもついてくる、ということが経験として分かっていますので。現在も、名称は「大阪商品計画」に変更していますが、ほぼ同じ形式の取り組みを続けています。

 今後は、地元企業が繁栄し続けられる環境を作るエコノミック・ガーデン(EG)に本格的に取り組みます。「EGおおさか」として大阪府内の自治体や商工会・商工会議所、公的な産業支援機関、大学や金融機関が参加するネットワークを作り、定例交流会などを実施します。地域経済のコンシェルジュとなる人の育成や、大阪以外の地域とのネットワーク強化も推進していきます。

(構成/持田 智也)