ネット販売で経営者を鍛える

――マッチングの次に狙ったものは何でしょう

領家: ものづくり産業の活性化には、「作って」「売る」ということが大事です。作ったけれども売れないというのは、購買者のことが分かっていないからです。そこで、作るだけでなく、「売り先」つまり消費者に直接会って売ってみよう、という活動を始めました。そこで始めたのが「大阪ミュージアムショップ」というネット通販です。通販向けの商品を持っている、やる気たっぷりの経営者を集めました。

 このサイトで商品を売るには、「通販道場」という研修に参加する必要があります。この道場への入門審査を通ってから半年間、毎月1、2回の専門家による講義を修了しなければサイト参加登録ができません。道場で研修を受けながら、学んだことを自社製品に反映させ、サイトで売る商品をより良いものにしてもらうのです。

 役所が作ったサイトでは、売れる数も限られますし、継続性にも限界があります。実際大阪ミュージアムショップは4年間で終了しました。参加する経営者には、その後も自社でサイトを作り、ここでの経験を生かして、より多くの製品をたくさん売ってもらわなければなりません。そういう可能性を持った経営者に参加してもらおうと考えたのです。4年間で108の事業者が参加しました。

領家さんが担当した「大阪ミュージアムショップ」
領家さんが担当した「大阪ミュージアムショップ」
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