この記事は「日経トレンディ」2016年12月号(2016年11月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 高級扇風機「グリーンファン」シリーズなどのデザイン家電を手がけるバルミューダが、新たに電気ケトル「バルミューダ ザ・ポット」を発売した。同社は昨年、スチームでパンを焼く高級トースター「バルミューダ ザ・トースター」をヒットさせ、今後はキッチン家電に力を注ぐ方針を示しているが、その第2弾となる。

バルミューダ「BALMUDA The Pot」
実勢価格/1万1000円
サイズ・重さ(本体のみ)/幅269×高さ170×奥行き128mm・約600g
容量/600ml
定格消費電力/1200W

バルミューダ“1万円電気ケトル”の実力を試した(画像)
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 容量は約600mlと小ぶりなサイズで、コーヒーなら約3杯、カップ麺なら約2杯分。カラーはブラックとホワイトの2種類で、同社のトースターと並べてもマッチするデザインになっている。

 価格は税別1万1000円で、同社の家電のなかでは安いものの、電気ケトルとしてはかなり強気な値付け。とはいえ、湯沸かし機能自体は非常にシンプルで、保温などの付加機能もなく、一見すると先行したトースターのような新しさには乏しい。同製品が差別化ポイントとしてうたうのは「注ぎやすさ」だ。

 特徴は、長めでカーブした形状の注ぎ口。一般的な短い注ぎ口と違って、少量ずつ一定のペースで湯を注ぎやすい。

一定のペースで注ぎやすく、本体の傾け方次第で注ぐペースの調整もしやすかった
一定のペースで注ぎやすく、本体の傾け方次第で注ぐペースの調整もしやすかった
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バルミューダ“1万円電気ケトル”の実力を試した(画像)
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流量のコントロールがしやすい

 実際に試してみると、確かに流量のコントロールはしやすい。ドリップコーヒーをいれる場合、少量ずつ円を描くように湯を注ぐ必要があるが、それには向いていると感じた。本体を大きく傾ければ、それに応じて流量は増えるので、カップ麺に一気に注ぐような場面でも不便は感じない。注ぎ口が短いポットの場合、うっかりテーブルに湯をこぼすこともありがちだが、同製品は注ぐ場所を狙いやすく、滴が垂れることもなかった。値は張るが、それなりの使い勝手は備わる。

電源ランプが持ち手の先端に。沸騰時間の目安は満水時で約3分
電源ランプが持ち手の先端に。沸騰時間の目安は満水時で約3分
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ドリップコーヒーをいれやすい
ドリップコーヒーをいれやすい
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 バルミューダは今後もキッチン家電のラインアップを増やす計画で、「2017年1月に炊飯器、その後はオーブンレンジとコーヒーメーカーを投入予定」(同社)。売り場での存在感アップを狙う。

昨年発売された「BALMUDA The Toaster」とマッチするデザイン。カラーはホワイトとブラックの2種類
昨年発売された「BALMUDA The Toaster」とマッチするデザイン。カラーはホワイトとブラックの2種類
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(文/日経トレンディ編集部)

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