この記事は「日経トレンディ」2016年9月号(2016年8月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 ジャガイモを乾燥加工したポテトフレークを原料とする「成型ポテトチップス」。筒型ケースでおなじみのこの分野に、カルビーが満を持して新商品「ポテトチップスクリスプ」を投入する。

 成型ポテトチップス市場は、ヤマザキナビスコ「チップスター」と日本ケロッグが輸入する「プリングルス」の2商品が大半のシェアを取り、94年にプリングルスのサワークリーム&オニオン味がヒットして以来、競争がなく停滞していた。「調査したところ、客がこの2つを買う理由は味より『携帯性』。おいしい商品を作ればまだ伸びる市場だと考えた」と、カルビー・御澤健一氏は言う。この商品で市場全体を活性化し、年間売り上げ100億円、シェア40%を取るという本気の攻勢をかける。

 味を徹底的に追求するべく、原料のポテトフレークは、ホクホクとした食感と揚げ色が特徴の欧米のラセット・バーバンクに限定した。食べてみると、ひと口に収まるサイズで、競合2商品に比べてやや硬め、パリッと小気味よい音がする。生地水分量をコントロールする技術力の成果だという。

カルビー「ポテトチップスクリスプ」
実勢価格/税込み 105円(Sサイズ)、税込み 235円(Lサイズ)
内容量/50g(Sサイズ)、115g(Lサイズ)

紙をらせん状に巻き付ける方式の、丈夫な筒型ケースを採用し、潰れにくい
紙をらせん状に巻き付ける方式の、丈夫な筒型ケースを採用し、潰れにくい
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カルビーが筒型ポテチに参入! 販売を延期したワケ(画像)
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■先行商品と比べて色が濃く、厚みがある
■先行商品と比べて色が濃く、厚みがある
先行商品は2つとも白っぽく、カルビーはやや濃い。いずれも「うすしお」味
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