この記事は「日経トレンディ」2016年9月号(2016年8月4日発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

 パーソナルトレーニングジムで知られる「RIZAP(ライザップ)」が、ゴルフに続いて英語学習に進出した。東京都新宿区に1号店がオープンした「ライザップ イングリッシュ」は、TOEICのスコアアップに特化した英語スクール。ライザップならではの“コミット”として、「2カ月でTOEIC200点アップ」を訴求しているのが最大の特徴だ。

 指導法の基本的な考え方は、これまでのジムやゴルフの手法を踏襲している。まず初回のカウンセリングと試験で受講者の英語力をチェックしたうえで、目標スコアと受講期間を設定。専属トレーナーによるマンツーマン指導で、弱点を徹底的に鍛えていく。さらに個別に宿題を課し、LINEなどでトレーナーとやりとりしながら達成度を確認する。

 例えば英文読解が苦手なら、熟語の用法をセンテンスごとに覚えて、その応用や音読を繰り返す。リスニングなら、トレーナーが話す言葉やCD教材の聞き取り、音読などを繰り返し、その意味を理解して答える。一連の学習をストップウォッチを使いながら、徐々に短時間で行えるようにする…といった具合だ。学習法にはまだ粗削りな点も見受けられたが、相性の合うコーチと2~3カ月かけて“膝詰め”で学べば、一定の英語力アップが見込める印象を受けた。

RIZAP ENGLISH「ライザップ イングリッシュ」
料金/税別29万8000円(2カ月)~同78万2250円(6カ月)。別途入会金・税別5万円が必要
所在地(新宿店)/東京都新宿区新宿3-9-9 新宿ワタセイタマビル9階
営業時間(同)/7時~23時(年中無休)

ウェブサイトでは「TOEIC200点アップ」を強調している
ウェブサイトでは「TOEIC200点アップ」を強調している
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あのライザップが英語学習に進出、次なるコミットは?(画像)
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高額だが、すでに予約待ちの状況

 一方、ライザップの他のサービスと同様に料金は高水準。全16回(2カ月)の場合、費用は入会金込みで約38万円(税込み)にもなる。マンツーマンのTOEIC対策を半額以下で提供するスクールもあることを考えれば、ハードルが高いといえる。

 それでもライザップの“コミット”がジムやゴルフで一定の評価を得ているためか、1号店はすでに「予約待ちも出ている状況」(運営元のRIZAP ENGLISH)。今後、早急に店舗を増やしていく方針という。

教室には学習用のCDプレーヤーやプロジェクター、ストップウォッチを常備
教室には学習用のCDプレーヤーやプロジェクター、ストップウォッチを常備
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教材は文法学習を“後回し”にする独自のもの
教材は文法学習を“後回し”にする独自のもの
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レッスン前の確認テストや、自習をするための席も用意されている
レッスン前の確認テストや、自習をするための席も用意されている
記者の目
新規性 ⇒ 弱点の可視化や宿題制度などライザップ流を持ち込んだのは新しい

実用性 ⇒ 個別指導で徹底的に弱点を鍛えるのでスコア向上につながりそう

価 格 ⇒ 2カ月の授業料が約38万円(入会金込み)なのはハードルが高め

担当者の
RIZAP ENGLISH 統括トレーナー 池田芳幸氏
RIZAP ENGLISH 統括トレーナー 池田芳幸氏
 英語学習に進出したのは、プライベートジムなどで培ったライザップならではのメソッドが、この分野にも通用すると考えたから。スコアアップを「コミット」し、熱意を持って受講者に「寄り添う」姿勢を貫き、そしてきちんと結果を出す。こうして、他にない学習法で受講者の“英語脳”を鍛え、TOEICのスコアをアップするための早道を提供する。すでに1号店はスケジュールによっては予約待ちも出ている状況なので、規模の大きな店舗も含め出店を加速させていきたい。

(文/日経トレンディ編集部)